3日目にしてやっと朝起きて晴れ。よかったです。
今日は午前中西表島をぶらぶらと巡り、お昼前の船で石垣に戻り別の宿にチェックインして石垣シュノーケルツアーの予定・・・でした。時間には余裕があるはずだったので悠々と朝ご飯を食べようかという時に携帯メールが届き、「明日以降の天気がわからないので、天気のいい今日のうちにやや難しい(=綺麗な)ポイントに行ってみませんか?10:00開始に変更できればいけるのですが・・・」とのこと。僕らとしてもやはり天気がいいときに一番綺麗なところを見たいのでシュノーケルを前倒しすることとなりまして、ご飯を食べたらばたばたと出発です。
これで今回の西表島は終了。なんだかあっけなくて少し悲しくなりました。さよなら西表島。また来るよピナイサーラ。
今度は一週間とか一ヶ月とか滞在するつもりで来たいなあ・・・いつも帰るときには「なぜ学生時代とかの時間がもっと自由に使えるときにこの島に出会えなかったか」という思いでいっぱいになります。今の学生たちが修学旅行や研修でここを訪れているのを見るとついつい羨望のまなざしでじっと見てしまいます。あー離れたくないなあ。でも今日からは後半戦、石垣島のシュノーケリングです。気を取り直して楽しまなければ。
今日のシュノーケルポイントは平久保崎の南西側です。まず一つ目のポイントは、枝珊瑚が群生している場所でした。ボートでリーフのエッジに近いところまで行って、そこからポチャンとエントリー。
海に入ると見渡す限りの枝珊瑚、圧倒されます。魚影も濃く、デバスズメの群れなんかも普通に見ることができます。写真を撮ろうとがんばってはみたのですが、いかんせん波にあおられ手ブレ写真ばかり。天気も、海に入るころには曇りになっていて光も弱く、なかなか納得のいくものが撮れませんでした。「次のところの方がいいポイントですので、カメラは余裕を残しておいてくださいね」と念を押され、しぶしぶ適当に切り上げることに。そして次のポイントへと向かいました。
次のポイントはガイドさんがおっしゃってた通りすごいところでした。以前石西礁湖というポイントに行ったときにもすごいと感じましたが、ここはそれ以上のところだと思いました。群生している珊瑚は種類数、個体数ともにすさまじく、見渡す限り珊瑚、珊瑚、珊瑚。そしてすぐ近くがリーフの端のドロップオフと呼ばれる部分らしく、群生するテーブル珊瑚の上を沖方向へゆっくりと進んでいくと、深い深い(ガイドさんによるとそこは30m程度とのこと)落ち込みへとたどり着きました。足元にぽっかりと濃紺の穴があいてしまったようなその光景には一抹の恐怖さえ覚えるほど。でもドロップオフしている壁面にもびっしりと珊瑚は生育し、無数の魚がそれを彩る様はとても美しい幻想的な光景でした。写真ちゃんと撮れてたらいいなあ。
ここは、ドロップオフであると同時に俗に「クチ」と呼ばれるリーフの切れ目も隣接しており、そのせいで珊瑚の種類も多く魚影も濃いのだそうです。おかげでナポレオンフィッシュなんかも見ることができたのですが、ダイビングならともかくシュノーケリングでこんな体験ができるというのはすごく運がいいのではないでしょうか。でも一方でこのドロップオフに落ちてみたい、とも思ったんです。ナポレオンフィッシュが「クチ」のとこに空いたトンネル上の珊瑚をくぐって向こうに出たとき、それについていけたらすごく面白いのではないかと思いました。やはりダイビングにはダイビングの醍醐味がありそう。時間とお金に余裕ができたら今度こそ免許をとりたいものです。
さて夜は石垣牛の焼肉で有名な金城に行き、せっかく来たんだからと一番高いロースを頼んでみました、が、どうもぴんとこない。確かに焼きあがっても箸で切れそうなほど柔らかく、肉汁もたっぷりだったのですが・・・。常々思っていたのですが僕、どうも霜降り嫌いみたいです。金城のお肉はたぶんかなり上質の霜降り肉なんだと思います。だからそういう肉が好きな人にはたまらないんでしょうね。石垣に行かれた際には一度お試しいただくとよいかと。
明日はまた別のポイントでシュノーケリングです。今日よりは若干質が落ちるだろうとのこと。それならそれで明日はマクロ中心で行こうかなと思っています。楽しみです。