石垣島二日目、今日も午前中はシュノーケリング予定です。9:00出発ということでそれまでに準備を済ませ、ガイドさんの車に乗っていざ出発です。
やはり天気はあまり芳しくなく、残念な感じでスタート。今日のポイントは吉原という地域の、ちょっと入り込んだ場所にある海岸です。昨日はボートによるエントリーでしたが、今日はビーチから泳いでのエントリーです。ゴムボートの乗り降りがないのは楽ですね。海中からボートに乗るのは素人には非常に辛いです。
海の中の様子ですが、ここの珊瑚は昨日のものに比べ若くて小さいようです。これがガイドさんが言っていた「若干質が落ちるだろう」ってことなんでしょう。でもこれはこれで結構いいかなと思います。若い珊瑚のもつ独特の色合いも結構いいものですよね。大きくなって落ち着いたものには無い独特の色合いをしているように思います。
ここはわりとソフトコーラルの割合が高く、巨大なハナガササンゴなんかも見ることができました。昨日の場所が壮大に広がる珊瑚の群落を楽しむ場所だとすれば、ここはマクロ的視点でつぶさに楽しむところなんでしょうか。水深もあまり無いので、よりそういう楽しみ方に適しているようです。
運よくデバスズメの産卵も見ることができました。浅瀬に集団で集まっていっせいに産卵するんですね。アマモの生えた狭い空間にデバスズメが集まって戯れている様子はなかなかすさまじいものがありました。
移動しながら3箇所ほど見せていただき、この日は終了。
シュノーケリング中に何度か晴れ間が覗いたのですが、カメラのISOを戻したりしてるうちにまた曇ったりして結局あまり身にならず。結局、がっつりと撮影をしたかったイベント中には一切太陽に恵まれることも無く、予定していたイベントはすべて終了。ひっじょーーーーーーーーーーーに残念です。
島の天気は変わりやすいので、だいたい何日か滞在すれば一日はなんとか晴れるものなんですけど、今回は旅行の間中ずっと雨か曇り。もう10年以上この島に通っていますが、ここまで天気に恵まれなかったのは今回が初めてでした。ほんとに残念です。
午後は市街地に出てお土産等もろもろを済ませ、マックスバリューで夜ご飯を買って宿へ。
そういえば書いていなかったので少し触れると、今回の石垣の宿は市街地から30分程度離れた星野という集落にある「アイランド石垣」さんというところでした。ガイドさん宅の離れをお借りして宿泊する形で、一日一組しか予約を取らないというこだわりをもってやってらっしゃいます。(※2013年9月現在 ガイドは辞めて地元に戻られたみたいで、サイトだけ情報サイトとしてそのまま残されています。)
手前の一棟がお借りした離れです。
離れは、狭いながらも設備は充実していて、生活用品のほぼ全てが揃えられています。自炊可能な程度の台所用品も揃っていて、調味料もだいたいあります(ただし賞味期限が切れているものも若干・・・)でも泊まるのはだいたい2泊3日か3泊4日なんで、その設備を活かしきる条件としては厳しいのですけど。
市街地から遠いというのはやはり旅行者にとっては微妙。でもその分自然が豊かというのも確かだし、石垣島の北部の観光地にも近いです。ですのでその辺は個人の主観によるかもしれません。僕は買い物に往復で1時間以上かかるのは、旅先としてはちょっときついとは思いました。
でもそういう地理的条件のデメリットを補うべく、この宿では滞在中は無償で車(レガシーツーリングワゴン)を貸してくれます。今回の宿代は2泊3日で3万円(食事無し、ガイド料・レンタカー代込み)。石垣での個室素泊まりの相場はだいたい一泊5000円程度、シュノーケリングツアーの一日プランがだいたい1万円くらい。レンタカー代は2泊3日だと軽で1万円以上、普通車だとクラスによっては2万円以上します。計算上はやはり3万円かそれ以上にはなりますので、そう考えると宿代はとんとんか、安いぐらいかもしれません。少なくともちょっといいホテルに泊まったらこんなもんじゃないですしね。
さて、その宿へ戻る途中に、鳥らしきものが地面にうずくまっているのを見かけました。車通りがそれほど多くないとは言え、ほんとに鳥だったらあのままではまずいと思い確認しに戻ると、やはりコノハズクの幼鳥が何らかの原因でうずくまって動けなくなっていました。とりあえず道路からは動かそうということで道脇に抱えて連れて行き、どうしようかと見守っていたら、なんとか動けるようになったみたいで、ふらふらながらも何とか飛び去っていきました。
もともとは動物しかいなかったところですからね。人間がずかずかと入ってきて道路敷いて、そこを猛スピードで鉄の塊が駆け抜けた日にゃあそりゃあぶつかるってもんでしょう。僕はもう骨の髄まで文明に頼り切った現代人で車を利用しないなんてとても無理ですので、こういうときだけでもなるべく彼らに便宜を図りたいと思っています。あと小さいとはいえ間近でフクロウを見れるなんてすごい嬉しいし(こっちが本音)
ってことで4日目の夜は更けていきました。明日はとうとうこちらを離れる日です。