本日は与那国島移動日。

昨日借りた車を返す前に朝まだ暗いうちに星を取ろうと、3時頃には起き出すつもりが二度寝してしまって起きたら4時。

でもまだ間に合うかなと急いで支度して出発し、無事に夜が明ける前に昨日目をつけていた場所に到着。

街が明るいから星が出ているかどうかよくわからずとりあえず移動を優先して急いで来てみたものの、着いてみてもやはり星は見えず。どうやら雲が垂れ込めているみたい。

でも、いつか撮るときのためのシミュレーションも兼ねて、とりあえず撮影を開始。

スローシャッターで撮ってみたら雲が浮き出てきて、やはり空は雲で覆われているのがわかりました。でも、よく見るとその切れ目に星が出ていて、流れる雲と相まってなかなかいい感じ。

マングローブと星を絡めて撮りたくて、波打ち際でいろいろな構図で試行錯誤。

結局星はほとんど撮れなかったけど、この場所でこういう感じで撮れば自分の望む写真が撮れそうだという目算はついたのでよかった。

程なく夜も明けてきたので、空港へ向かっての移動開始。

満タン返しなのでまずはガソリンスタンドに向かったら時間が早すぎて空いていませんでした。なので一度空港に車を留めてスタバでホワイトモカを買ってまったりと時間を潰し、時間になったので給油して返却。

今回どこもぶつけたりした覚えもなく、すんなりいくかと思っていたら、「天井がへこんでますね」とチェックが入りました。

「僕じゃないですねえ」と言ったらそれが相手にはこちらが腹を立てているように聞こえたようで、「いやいや、自分はただの見つけるだけのアルバイトなので、ちょっとまってくださいね」と言って正社員を呼びに行って、その人が見て、結果、問題なしということになりました。

受け取り前に既存の傷のチェックを行い、確認しました旨のサインをしますが、その際に天井なんてお店の人さえ見てもいませんでした。でも傷は以上ですと言われて受け取りサインをしたのでそれ以降に見つかった傷は法律上はたぶん僕の責任範囲。

受け取りの時に車両全体に渡って細かくチェックする人なんてめったにいないと思うので、これって悪用すれば誰かに責任を負わせることができるってことで、沖縄はそういうのゆるいからいつも気にしたことなかったけど、よく考えたら怖いことですね。これお店側のさじ加減によるんじゃない…?

これからは受け取りのときの傷チェックをもう少しちゃんと見るようにしたいと思いました。

さてチェックインです。車を返す前に荷物預けまでできそうなら済ませておこうと窓口に行ったのですが那覇行と時間がかぶっているらしく開始5分ですでに長蛇の列でした。なので後回しにして車を先に返してきてから改めて窓口に向かうことにします。

車を返して戻ってみると先程の列ははけ終わってて、すぐにチェックイン完了。与那国行きはRACですが窓口業務は親会社のJAL。普段はLCCに乗ることがほとんどなので、その対応の気持ちの良さにしびれました。大手すごい。

いや、LCCはホスピタリティを安さとトレードオフだと考えると全然妥当だと思うのでそこに全く文句は無いんです。でも久しぶりに大手に乗ったら驚いたというお話。

ほぼ定刻に飛行機は飛んで、無事に与那国に到着。

宿の方に送迎をいただいて、無事チェックイン。

諸々のやりとりは離島特有のゆるさ。でも宿の設備やつくりがゲストハウスという位置づけならかなりのもの。

素泊まり4,000円だったんですが、広めの個室でベッドはセミダブル。シーツもよくあるリネン業者のパキパキのあれではなくて、なんかいい感じのけばけばしたやつでした。

ちょっとした小物や、共有キッチンの調理器具などにもオーナーのこだわりを感じます。共有キッチンにヘルシオあるゲストハウス初めて見ました。

共有のカップもステンレスタンブラーで氷も常備されていて、本来はお酒を飲む方へのサービスなんでしょうけど、僕も冷たいお茶に氷を入れて一休み。

これ、石垣や宮古で同じようなクラスの部屋に泊まろうと思ったら、下手したら2〜3万とるとこもあるんじゃないかと思います。大満足です。

落ち着いたらバイクを受け取って島の散策へ。

まずは宿から島の外周道路に抜けて、それに沿って回ろうとしたのですが、外周道路に出て面している海を見た時点で驚愕。いや、綺麗すぎます。

あとで調べたらここも名所のひとつで、ナンタ浜という場所らしいです。堤防で仕切られて水路状になっている場所の色がなんだかおかしい笑

こういう場所って内地なら薄暗いくすんだブルーグレーで、ボラとかが群れで泳いでる感じがスタンダードなんじゃないだろうか。与那国のポテンシャルすごい。

さて移動を開始して、まずは四畳半ビーチ、六畳ビーチと広さで名前のついたキレイ系のビーチへ。

オーナー曰く「今日は北風が強いから本来の綺麗さは出てないと思うよ」とのことでしたが、なんのなんの、十二分に綺麗。これ風の穏やかな日に来ればもっと綺麗ってことですよね。どんだけきれいなんだろう。これはしかるべき時期にリピートせざるを得ないですね。

断崖絶壁に怯えつつしばらく写真を撮って、次は東崎(あがりさき)という岬方面へ。

牧場も兼ねていて、与那国馬が放牧されているとのこと。灯台もあるので、灯台と馬、という構成で写真撮ることが多いそうです。

行ってみたら、確かに馬いる。

いるっていうかめっちゃ自由で、道路の真ん中に立ってずっと動かないとかざらなので、車が通れないとかもざら。

足止めを食らった車たちはしょうがないのでそこにとめて歩きで岬に向かったりしていました。

色々と写真撮りながら岬の突端の灯台に向かいます。馬が入るだけでなんだかいい写真になるし、馬自体がとてもよい被写体になります。

途中で馬を被写体としたポートレートと思って撮るようにしたらますます写真がはかどります。

満足して次のポイントへ。

でも次も次もそれほど響かなかったのでさらっと撮って、一度宿に戻って昼食と休憩。

連日の早起きで眠気がやばかったので食後に一眠りして、夕方が近くなってきたので最西端へ向かいます。

最西端へ向かい始めたくらいでだんだんと雲が多くなってきて、空が覆われはじめました。あらーと思っていたら、その雲のすきまから光が漏れて、とてもきれいな天使の梯子状態に。

これを馬と絡めて撮らない手はないと思い、良さげな角度を見つけては止まって写真を撮りつつ最西端に向かいます。

やがて最西端に到着。でもその頃には日が沈むあたりは完全に雲で覆われて、沈む夕日はおそらく見えない。

とりあえずタイムラプスなりセットしてみましたが、大したものも撮れず退散。

さて、この後は今回与那国に来た目的である知人との会食です。

僕の馴染みの宿の元スタッフで、僕がゲストハウスデビューをし、少しの間ですがスタッフとして勤務したときのスタッフさんです。

もともとふわふわしてて明確な自分の無い人なので、久しぶりに話してみると色んなところであれ?とひっかかるけど、この人に関してはもうこれでよくて、僕にこういう類の体験をもたらすきっかけとなってくれた人として、今後も一方的に大事にしていこうと思っています。

会食も終わり、宿に戻って一眠りして、朝方の星撮影に備えます。