いつも通り家を出て始発の電車に悠々と座っていたら突然車内アナウンスが始まり、人身事故で江古田駅で運転を見合わせるとのこと。

タクシーで池袋駅まで行けば間に合うかな、なんて思いながらとりあえず降りて駅を出るとタクシーが見当たらない。

よく考えたら朝の四時から客待ちしてるタクシーいるわけない。

西武線江古田駅は少し奥まったところにあって駅前ではフリーのタクシーは拾えないので、とりあえず大通りまで走ってタクシーを待つも一向に空車が来ない。

これは呼ばないと来ないぞ?と思いタクシー会社に電話したところ配車は駅前のみとのことで急いで駅前に戻りつつ配車調整してもらったところ、駅前に戻った時点で12分後に車が行きますとのこと。

それではロスがすぎると思いキャンセルしてまた通りに出るも、数分待っても全く空車が見当たらない。

再度タクシー会社にかけると、今からだと15分後に行けますとのこと。悪化しとる!

それでもタクシーが捕まらないよりはいいかと思いお願いして振り向いたら後ろに信号待ちの空車がいたー!

急いで駆け寄ったら普通に乗れて、いっそスカイライナーの始発である日暮里まで一気に行ってもらえるか聞いたところおそらく間に合わないとのことで、最寄りの目白駅まで乗って山手線で向かうことに。

ところが駅のホームに着いてみたら次の電車はまさかの10分後。流石の山手線も朝5時台だと十数分に一本での運行でした。

恐らくこれ以上に早いルートはないと観念してとりあえず時間を計算したとところ、まず予定してたスカイライナーに乗るのは確実に無理で、次の便ならギリ間に合う感じ。

急いで次の便に変更はしたものの到着は6:44で、搭乗手続きの締め切りは6:50まで。

流石に厳しいかもと思い、でも1〜2分程度の遅れなら予め連絡を入れておけばなんとかならないかと考えてまずは成田空港に電話して事情を説明したところ、電話の向こうのお兄さん曰く個別対応はLCCだと絶対にしないのでは、とのこと。

じゃあ降りてから走ってみるしかないですかねと言うとそれも距離を考えると間に合わない気がするので、今のうちに便をずらすのがベストではないか、とのアドバイス。

成田空港との電話を切ってからピーチのカスタマーサービスと空港カウンターにもかけてみるも時間外でつながらず。

搭乗手続きが間に合わなかった場合は払い戻しも無いので約50,000円程度をまず棒に振り、かつ次の便の運賃が発生するのでプラス30,000円。

そして予定してる竹富島への最終便には間に合わなくなるので、竹富の宿の一泊分5,000円が無駄となり、新たに石垣で宿をとって恐らく4,000円程度。

それらのリスクを少しでも軽減するなら、今のうちに搭乗便を変えればまず急ぐ必要がなくなって、運賃も20,000円下がるから、宿泊の無駄になる分と新規必要分がそれでカバーできます。

捨てる分に目を瞑れば金銭的にはプラスとなりますが、竹富の泊数が減ってしまうし、足もないのに石垣に滞在するという無駄が生まれます。

それらを天秤にかけて、便をずらすのがリスクも軽く金額的にもお得だとは分かっているけれど、なかなか時間の自由が効かない今の状況を考えると、竹富の泊数が減ってしまうのがどうしても惜しく、降りてから走ることを試してみることにしました。

このまま変更せず走ってみた場合、失敗のデメリットはまず本日は島に渡れないことは確定で、安全策と比べてさらにマイナス35,000円。

そう整理してみるととりあえず全力で急いで失敗してから考える、というのもそれほど悪くない選択肢に思えてきました。

駅に着く少し前からドア前で待機して、開いたら全力で走ってカウンターへ向かいました。

アドレナリンが出てたのか数十年ぶりの全力疾走も苦にはならずカウンター前についたのが6:46で、係の人に声をかけたらとりあえず発券して列に並んでくれとのこと。

並んでみたら石垣行きの人が意外と多く、順番に列からピックアップされて搭乗手続きが進み、僕にもその順番が回ってきて、無事に搭乗手続きと荷物の預け入れまで完了。

なんか、間に合ったみたいです!諦めないでかけてみてよかった。

その後保安検査所を抜けて搭乗ゲートに着いた時には既に搭乗が始まっていましたが、幸いなことに今日は珍しくバスではなく歩いて乗れるタイプ。

乗ってみたら座席が半分くらいしか埋まっておらず、少ないんだなと思っていたら搭乗手続きが僕の後にもたくさんいたらしく、飛行機のドアが閉まる頃には満員になってました。

ここまで来ればあとは予定通り。

これを書いてる間に無事に石垣空港に着陸しました。

空港から離島ターミナルへはいつものカリー観光で移動して、竹富島での食事の保険として買い物に行きたいけど大きめのキャリーバッグを入れるロッカーがあいてません。

とりあえずきっぷを買っておくかと安永観光の窓口に行くと、窓口の横に荷物置き場があって、キャリーバッグなどが置いてある。

もしかしてと思い聞いてみたら、乗船予定の1時間前限定で荷物を置いて良いとのこと。

これまで利用したことなかったけど、ちょっと730に買い物行きたいときとかこれすごい便利ですね。次からもこれ使おう。

買い物を済ませてターミナルに戻り、スカイライナーで食べるつもりだったおにぎりを、東京のおにぎりをなぜ石垣で食ってるのか…なんて考えながら待合室の椅子で食べました。

その後竹富島へ移動してて宿に到着。チェックインも完了してあとは自由時間。

この時はまだ天気も良くて、思えばこの時に集落の撮影をしておけばよかったんだけど、とりあえず島の知人にご挨拶をと思い、数人の方を訪ねて話してとやっていると夕方になったのでなごみの塔へ移動。

今回の目標として集落の赤瓦の向こうで焼ける夕暮れの様子を納めたタイムラプスを撮りたくて、なごみの塔の袂にGoProをセットして、暮れてゆく集落の写真を少し撮ってGoProを回収。

あとで確認したらこの日は雲が多くて、隙間から漏れる光で少し雲が焼けはするものの夕焼けというほどでもない感じ。

それでも雲が流れるタイムラプスが撮れてて、それはそれでそれなりに満足。

買って行ったレトルトのカレーで夕食を済ませて、諸々済ませてゆんたく。

最近はある程度話したら生き物を見るツアーに出かけて、ヤシガニを見つけて見せて早めに解散。

みんなでいろんなことを話すゆんたくが僕は好きでそれを楽しみに行ってるし、案内してくれる生き物はもう大体見尽くしたものだったりもするので僕には不要だしで、僕の主目的の一つと言ってもいいゆんたくの語らいはどうやら無くなってしまったみたいです。

と、いうことでこの日は就寝です。