竹富島のいつものゲストハウスの雇われオーナーの男性が今月限りでやめるというのは以前から聞いていました。
そのゲストハウスは昨年の10月に少しだけスタッフとして手伝った時に色々と考えるところあって、もう行かないかもしれないとまで思ったこともあったけど、でも僕の沖縄通いのきっかけとなり、一番たくさんの、しかも濃い目の出会いをもたらしてくれた思い出の場所であることは間違いないです。
ゲストハウスは、その名の通りゲストとホストの関係性が密接であるのが特徴で、僕もその男性や他のスタッフさんと仲良くなって、だからこそ何度も気軽に通える場所になり、たくさんの出会いがあったわけで、馴染みのスタッフさんが誰もいなくなるのならそこはもう違う場所になってしまうから、その最後を見届けたいとずっと思ってはいました。
でも昨年までフリーランスだった僕は年明けから会社に入ったことで今が金銭的な狭間にあって、まとまった額のお金を使うのに少し躊躇いがあったことと、入ったばかりで休みを言い出しづらく、かつ有給がまだないので欠勤減給となるマイナス面もあり、なかなか行くことを決めきれずにいました。
でもやっぱり行きたいと思い、前日の昼頃に行くことを決めて、まず妻に話して快く承知してもらい、会社の関係各位に休みの打診をして調整し、その後飛行機と宿を押さえて、現在は空の上でこれを書いています。
急に決めたから何の準備もしてなかったので、朝からバタバタと用意してなんとか出発しましたが、昨年旅慣れたと思っていた感覚はすでに鈍っていて、準備しながら昨年のことをとても遠く感じていました。
昨年の春から秋にかけては石垣島で当日連絡とって一緒にご飯食べるくらいの人もいて、自分は石垣島の常連だといい気になってる感があったのですが、なんだかんだと時期の問題だけではなくそれらは収束して、昨年までのあのふわふわと楽しい感じは今は失われててなんかこう、寂しい。
竹富島の宿を定宿と呼べなくなる時、すなわち今回の旅の終わりが割と長く続いた一連の楽しさのほんとの終わりなのかもなあなんて思いながら、複雑な気持ちで石垣島に向かっています。
でもまあ気を取り直してここからは旅の顛末を。
来る時にスタバで季節もののグッズ買ってきて!と宿のスタッフからオーダーが入り、空港までの道すがらまずは練馬のスタバに行ってみたら清掃の都合とかで本日の開店は少し遅くなりますとのこと。
あら困った、じゃあ空港行きのバスに乗る池袋で寄ろうと思いきやバスの発着所の最寄りのスタバはLUMINE内の店舗だから開店時間が遅くてここも立ち寄れず。
こうなると空港で寄るしかないと思ったら、本日搭乗予定のピーチは第三ターミナルで、スタバがあるのは第二ターミナルでした。
本日ここまで店にさえ辿り着けず。
これは要望に応えられないかもと思いつつ空港に着いてみたらバスが予定より大幅に早く到着してくれて、チェックインを終えた時点で搭乗予定までまだ40分ほど残ってました。
そこで急いで第二ターミナルに向かってみたところ、店舗はあったもののフードとドリンクのみの取り扱いらしく、どこにもグッズがありません。
ダメ元で、
「この店舗はグッズの取り扱いはないんですよね?」
と聞いてみると、
「そうなんですよ、4階の店舗にならあるんですが…」
との答え。
えっ、ここの四階?と尋ねると同じターミナル内にもう一店舗あって、そこはグッズも取り扱ってるとのこと。
急いで向かってみるとありました、目当てのものが。
急いでたので店に入ってそれだけ手にとってそのままレジに向かうと
「こちらの商品のみでよろしかったですか?」
と言うのでそうですと答えると
「この商品を探してらっしゃったんですか?ありがとうございます(ニッコリ)」
とつっこまれ、その商品がやや女性向けだったこともあって、
「あ、はい、あの、知人が、あの、はい」
としどろもどろに。
ともあれ、オーダーを受けた商品を無事に手に入れてゲートに向かうとすでに出発の30分前で、検査ゲートは長蛇の列。
わーこれ大丈夫かな、僕のせいで離陸遅れたりするんじゃ…と思っていたらそれはぜんぜん杞憂でまだまだ遅い人たくさんいて、僕はまったりと乗り込むことができ、三人席に一人で座ってくつろいでいます。
ここまで機上で書きました。


その後飛行機は予定通り石垣空港に到着し、いつものカリー観光で美崎町へ。
今日の宿はゲストハウスハイブさんというところで、10月に来たときにいい感じだったので再びの利用です。
前回来たときはすごく大きなキャリーバッグを抱えていて階段が大変で、当時僕はそれを口コミに書いたのですが、今回来てみたら階段に板が渡してあって、おそらくこれキャリーバッグを引きずれるようにしてあるのではないかと。
口コミに対してこうして改善されていくのはとても嬉しい。場所やお値段もお手頃なので、今後ともお世話になろうと思います。
さて、夜ご飯を食べようとフロントの方に一人でもいいところは無いかと聞いてみたら近くの居酒屋を教えてくれました。カウンターもあるし一人でも大丈夫!と太鼓判を押してくれたのですが、一人だとやっぱり一品の量が多くて、色々魅力的なメニューがあったのに食べられなくて残念。
でもお料理は美味しくて、雰囲気もよかったので、次に人ときたときはまた行こうかなと思います。
宿に戻って風呂に入ってリビング兼キッチンでくつろいでいると、どうやら今日は連泊の人たちがほとんどのようで、既に出来上がってるコミュニティに切り込むほどの度胸は無くて、すみっこで静かにこれを書いています。でもまあこういう感じで隅っこにいてほっとかれるのも最近は楽しい。
さて、せっかく天気がいいので滞在を伸ばして波照間にも行こうかと思って調べてみたら、月曜はすでに帰りの飛行機が売り切れてました。残念だけど今回は諦めろということだと思います。GWに期待です。
でも船の時間的には日帰りでも行けるんじゃないかと今画策しているところ。
冬のニシ浜、一回くらい見ておきたい気はするなあと。
ということで、今日はこんなところで。