二日目。朝起きると晴れていました。

「えっ?晴れ?」と妻に言ったら「Hさんはすごいんだよ」とのこと。

いや…すごいんだよとかそういう次元じゃない気がするけど笑

降水確率を見たら昨日70%だったのが30%に下がっていて、天気予報は晴れのち曇になっていました。

これHさんのおかげだとしたら、Hさんもう人智を超えていますよね。事実関係はともかく、いずれにしろHさんに感謝せずにはいられません。お土産を買って帰ると約束しました。

昨日あれだけ吹いていた風も止んでいて、嘘みたいですが、とにかく今日はかなりのシュノーケリング日和に。

今回宮古島もはじめて、八重干瀬もはじめてなのでショップの選定は随分迷ったのですが、八重干瀬に一番近い池間島発着であること、Q&Aが実直に丁寧に(見ようによっては少し厳しく)書かれていたこと、美ら海連絡協議会に加入していること、などからとあるショップさんのツアーに決めました。

ツアー自体はしっかりとつつがなく進み無事に八重干瀬デビューを果たすことができましたが、残念ながら体験としてはこれまで体験したシュノーケリングを大きく超えるものとはなりえませんでした。

八重干瀬には把握されてるだけでも100箇所程度のポイントがあるらしく、ちょうどその日に選んだポイントや、コンディションなどにより体験も異なると思います。また期待値が大きすぎたというのもあるかもしれません。

またいつか行けたら、そのときにはよりよい体験につながればいいなと思います。

さて参考までにこのショップさんのシュノーケリングツアーの印象ですが、基本的に自由に泳ぐ時間はほとんどありませんでした。

客は浮き輪に捕まって一切泳ぐ動きをせず、ただ横になって浮いていてほしいと言われ、ガイドさんが自分の決めたルートをその浮き輪の紐を引っ張って泳ぎ案内すると言った内容でした。

正直シュノーケリングでこんな扱いを受けたのは初めてでしたので驚きましたが、八重干瀬のサンゴとお客さんの安全の両方を効率よく守る方法としてこういった手法が取られているのかもしれないと思い、ルールならば仕方がないという思いでおとなしく従っていました。

ところがツアー後半に、体験ダイビングのお客さんが空いた時間に近くで適当に泳いでいていいかとスタッフのチーフの方に聞いて、船の近くでならいいよというやりとりがあったのですが、結果として僕らが犬の散歩のように紐で連れ回されている周りを彼らが自由に泳いでいたのでなんだか馬鹿らしくなって、浮き輪を離れて泳ぎだしたところ特に注意を受けるでもないので、僕はその後勝手にスキンダイビングを繰り返していました。

でも僕の方としてはその行動がスタッフさんが言ったルールを守っていないように感じるストレスもあって、それが許されるならそういうものとして最初から説明をしてほしかったな、と感じました。

自由に泳ぎだしたのはツアーのかなり後半のほうで、そこまでにもっと自分のペースでじっくり見たり写真撮ったりしたいところがあったのに。

八重干瀬でのシュノーケル客の管理について、こういうのって普通なんですかね?絶対にサンゴを傷つけさせないという観点からはベストなのかもしれませんが、あれならグラスボートでよくないか?と思ってしまいます。誰か詳しい人いたら教えて下さい。

似たような体験として石垣島で以前行った白保でのシュノーケリングでサンゴを傷つけないようにいろいろな注意を受けましたが、ここまで客を自由にさせないものではなかったです。

でも社長さん?なのかチーフの方はとてもしっかりしている印象だったので、もしかしたらシュノーケリング担当のスタッフ個人の問題なのかもしれないですが、次に行くときまたここに頼むかと言われたら、今はノーだと思います。

さて無事に陸に帰り着いてツアーは終了。池間島周辺のフォトスポットをめぐってまだ時間があったので、東平安名崎に行ってみることにしました。

最初よくわからなくて先の方まで車で行ってしまったら普通に散策するだけの公園があって終わりで、あれ?なんか思ってたのと違う…と思い確認してみたらこの東平安名崎の付け根に展望台のような場所があって、そこからこの半島を見るのがいい感じぽい。

そこで展望台を探して行ってみたところ、わかりにくい入り口があって、生い茂ったままになっている細い道を抜けると柵のある少し広い場所にでました。

全く整備されていないし、とても展望台と呼んでいいようなところではなかったけれど、眺めとしてはここがベストなのではないでしょうか。

それでも、半島の中心を伸びていく道路はそこから一望することはできなくて、よく観光パンフレット等に乗っている眺めをそのまま見ることは不可能でした。そこでドローンを使って上空50m〜100mくらいまで視点を上げてみると見たかった景色がそこに。

ひとしきりドローンを飛ばして満足して一度車に戻ったのですが、そろそろ日も暮れかかっていたので夕焼けに照らされる東平安名崎を見たいと思い少し時間を潰して、再び展望所へ。

キレイに赤く染まる平安名崎を見ることはできなかったのですが、赤く染まった雲が海面に写って紫に見えるというなんとも不思議な光景を見ることができました。

ここまでで本日のイベントは終了。

やっぱりステーキでご飯を食べてホテルに戻りました。

八重干瀬デビューは満足のいくものとはなりませんでしたが、当初の予想よりはるかに天気も良くて、贅沢言わなければなかなかの一日となったように思います。

さて明日のことを検討するにあたって天気予報をチェックすると、低気圧が台風になって9号という名前が付きました。

帰京の予定日には欠航して帰れなくなる可能性がでてきたので、旅程の変更も視野にいれつつ明日色々決めようということになりました。

予定していた帰京日までに確実に東京に帰ろうと思うならたぶん一日繰り上げたほうがいいのは確実でしたが、今のところまだ来た甲斐がない状態なので、このままだと散々な宮古島デビューになってしまいそうでそれはちょっと嫌です。

明日、万が一天気が良くて、なにか得られるものがあればおとなしく繰り上げて帰ろう、そうでなければ延泊を検討してみよう、ということで本日はここまでです。