朝起きて運行状況お知らせサービスのメールをチェックすると未定とのこと。次の更新は7:00で、そのときに今日の運行状況が確定します。やきもきしながら見守って迎えたAM7:00、ホームページの運行状況が更新されると1便は通常運行とのこと。

急いで離島ターミナルに移動して切符を同行者の分も買って、マリヤシェイクで一休み。

同行者と合流して乗船し、無事出港、到着。久しぶりの波照間島です。

今回は別の友だちとも合流すべく、いつもの宿ではなく初めての宿。

ゲストハウスに泊まるようになってから、初めての宿が怖いと思うようになりました。

ゲストハウスはそのときどきのスタッフやオーナーの性格や好み、そしてどんな常連がついているか、ちょうど自分と同じ日に宿泊しているか、などによって癖があることが当たり前で、むしろそれがその宿の特徴と魅力を形成するという性質があるので、よかろうが悪かろうが癖まで含めてがゲストハウスと言えます。

当然ながら人によって合う場合と合わない場合があるので、ネット上のレビューなどもよいと感じれば絶賛、悪いと感じれば酷評という両極端な評価を受けるので、泊まってみないとそのゲストハウスについて判断できないことがほとんどです。

本日泊まる予定の宿はかなり評判のいい宿ですが、油断は禁物…と思いながら泊まってみたらかなり居心地のいい宿でした。

でも波照間での僕のホームはすでにあるので、次回自分で泊まるときはまたそこに戻すと思いますが、誰かに聞かれたときにちゃんと自分の経験と言葉で答えられる宿が増えたのはよかった。

波照間デビューは多くの方にとってある程度の関門であるようで、特に宿についてはどの宿がいいかを聞かれる機会がめちゃめちゃあります。

これまで僕は泊まったことのある宿は2つで、しかも1つは泊まることをチャレンジャー呼ばわりされるような宿(実際には全くそんなことないんですけど)だったので胸張っておすすめはできず、他の宿については他の旅行者から聞きかじった知識で語らなければならないことも多かったです。

今回、波照間でおそらく最もメジャーな宿に泊まって、そこを自分の言葉で語れるようになったのはよかったです。

さて、チェックインをすませてレンタルバイクを手配し、同行者は初波照間なのでとりあえず最南端に案内してひとしきり。

こちらにきてずっと曇っていた天気も波照間についてからは時折晴れ間が覗くようになり、かなり暖かくなってきたので、これは泳げるのではないかと話し、このあと泳ぎに行ってみることに。

その前に腹ごしらえをあやふふぁみで。現在は時短営業中とのことですが、やってないところも多いからか営業開始から数分で満員です。事前にその情報があったので開店時刻に合わせて行ったら無事に席を確保することができ、ラフテー定食で舌鼓。

食事が済んだら宿に戻って準備をして、いよいよニシ浜へ。

バイクで坂を下り始め、ニシ浜の青が見えたときに同行者から歓声があがりました。ですよね、やっぱりニシ浜はきれいですよね。

水は冷たいけど晴れていればある程度は平気、でも陰ったら寒いという微妙な感じ。でも泳ぎだすと、体を動かしているからか割と平気になってきました。

同行者は足がつかないところで泳ぐのがとても不安とのことで、シュノーケリングの簡単なレクチャーをして、慣れてきたところで一緒にカメ探しに入りました。

最初なかなか見つからなくて、動く大きめの生物を見つけて近寄ったら恐怖のゴマモンガラだったりして、特に今年は大きめのやつが何個体もいてびくびくしながら泳ぎ回っていると、無事に最初のカメを発見。

急いで同行者を呼んでカメを指差すと、感激もひとしお。自分もだいぶ慣れてはきていたけど、野生のカメと一緒に泳ぐってやっぱりなんかすごいですよね。

1匹見つかったあとそいつについていくと次々と他のカメも見つかって、最高で同時に3匹を見ることができました。こんなに一度に見るのはさすがに初めて。

なかでも1匹は巨大な、歴戦のツワモノ感あるカメで、少し畏怖を覚えつつゆっくりと動画を撮らせてもらいました。

今回の自分に課したテーマは潜って下からカメを撮る、でしたが、水深があまりないためフィンでキックができず、ジャックナイフで潜るところまではできるものの、浅い水深で横滑りするような動きはまだ僕には難しい。

結果、満足のいくものは今回は撮れませんでした。でもGWの波照間島もすでに予約しているし、またそのときに頑張ろう。

やれることと、やりたいけどできないことはある程度整理できたので、また考えて、改めてチャレンジですね。

段々と寒くなってきてそろそろ上がろうかとしていたら、合流する予定だったもうひとりの友だちがニシ浜に現れました。こちらは水中で向こうは砂浜という、若干ドラマチックな再会です。

僕らがカメを見たことを聞いて彼も泳ごうと準備を始めたのですが、僕らはもう寒くなっていて入れ替わりで水から上がり、着替えてから彼の様子を見に行くとどうやらカメは見れなかったようす。でも彼と同行者は明日も滞在の予定なのでまたチャンスはあるさと話しつつ、宿に集合してその後の動きを打ち合わせ。

夕方も迫っていたので、その日の夕焼けをどこで見るかを検討しつつ何箇所か僕の方からのおすすめをロケハンして、よかったところで夕焼けを見てから夜は居酒屋でゆんたくしましょう、ということで3人まとまって波照間テトラ、ペー浜、サンゴの浜(ナリサ浜)とご案内。

夕焼けを眺める場所はサンゴの浜に決まり、3人で夕焼けを待ちつつ積もる話をつらつらと。

僕は昨年コロナやその他諸々の事情もあって沖縄絡みの状況が少し変わっていて、そのあたりの経緯などを詳しく話して、意見を求めつつ色んな話をしました。

普段離れて暮らしているけど、旅先で集って、共通の話題について深く話ができる相手がいるというのはとても幸せなことだなと感じます。

結局この日は日が暮れていくにつれて天気が悪化していき、夕焼けのころには空はすっかり灰色の雲で埋め尽くされていました。静かに暗くなっていく浜辺をあとにして、宿に戻り、一休みしたら居酒屋でゆんたく。

ここでも積もる話を色々としながら美味しい料理に舌鼓。

時節柄やっぱりみんなこういうの久しぶり、とのこと。はやく平和な世の中になればいいと願うばかりです。

宿に戻ると男性客の一人が明日の食事の約束を今日だと勘違いしていて、結局一人でご飯を食べるはめになり、みんな戻ってきたらゆんたくするかなと思って待ってましたよーとのこと。

ちょうど別の居酒屋に行っていたグループも帰ってきて、結局宿泊者全員でゆんたくとなりました。

もう時間もだいぶ下がっていたので音量には気をつけつつしばらく話して、そしてお開き。とても楽しい時間でした。

みんな星を見たいと言ってたけど今日の月没はたしか3:00過ぎ。なので早起きすれば見れるかもねと話して、あとで聞いたらそれを話した人たちはみんなちゃんと起きて見てみたらしい。

僕も5:00ごろ見てみましたが残念ながら天気は曇りから雨へと変わっていて星どころか宿から出ることもままならない感じ。波照間島なのに一度も星を見ないで帰るのは初めてです。非常に残念。

ということで少し寝直すことにして、起きたら明日は石垣に移動です。

今回は予定を更新しながら動いていることで、結果毎日移動をしています。忙しい。