波照間最終日。
今日はもう朝日はいいかなあと思っていたのですが、朝日を見に出る時間になったら自然と目が覚めてしまって、せっかくなのでまた最南端へ。
本日も少し雲があったものの最高の朝の雰囲気を堪能しました。
今日は最南端に僕以外誰もいなくて、もしかしてコロナ患者の増加でキャンセルとか出てるのかなあと思いながら宿に戻り、本日チェックアウトなのでまずはその準備を。
一便で戻るけど僕へのお見送りはなくてちょっとさみしいですが、こういうのはタイミングだからしょうがない。
石垣に戻るとそのまま竹富に移動して一泊の予定ですが、竹富行きの次の船まで時間があったので少し遠いですが頑張ってやっぱりステーキを食べに行きました。
コスパ最高でとても美味しく、大満足で竹富島へ。
いつもの宿に着いた時点でまだチェックイン時間前だったので、先に知り合いを訪ねて回ろうかと考えていたら宿の中から声がしました。
覗いてみたらオーナーと、今ヘルパーとしてお手伝いされてる方のお子さんが遊んでいて、ご挨拶するとチェックインできるとのことなのでまずはチェックイン。
さて、一休みしたらまずはパラダイスカフェへ。
こちらのご夫婦とは前回仲良くなって、今回はこの方々にご挨拶のために竹富に寄ろうかなと考えたくらいで、言わば今回のメインイベント。
でも覚えていただけてなかったら困らせてしまうので、まずは普通に注文をしようと試みたところ、ん?あれ?と言われて、あ、〇〇ですーとご挨拶すると、やっぱりーと言っていただき一安心。
暑かったこともあって冷たいスムージーを二杯も飲んで、しばらくお話を。
残念なことにピザをメニューから外してしまわれたとのこと。あのピザ好きだったんだけど・・・・
でも毎日生地からねるので仕込みだけで数時間を取っていて、その苦労の分売上が上がるかと言われたらそうでもなくて、はずしたら生活の可処分時間がとても増えたとのことで、それなら仕方ない。
次回からはチリコンカンを食べてねってことで、次回行ったらいただこうと思います。
喜ばしいことにお客さんも途切れず訪れるので、そろそろ邪魔者は切り上げようかと考えていたらちょうど次にご挨拶に行こうと思っていた方がtwitterで暇だとつぶやいたので、連絡してそちらに移動しました。
竹富島在住のYoutuberさんで、本職は自転車レンタル屋さんです。
ファットバイクというタイヤの太い自転車をレンタルされており、集落の道に砂が敷き詰められている竹富ではとても走りやすい。
竹富を訪れた際にはぜひぜひファットバイクレンタルで自転車を借りてみてください。
そちらでもゆっくりと雑談を楽しんでいましたが、こちらもお客さんの来訪を契機に御暇して、一度宿に戻りました。
夕方になったらみんなで夕陽を見に行くとのことで、みんなでコンドイビーチへ。
みんなで行動するときはいつもだいたい日が落ちたくらいで帰ってしまうのですが、今回は完全に暗くなるまでタイムラプスを撮るようにしていて、コンドイビーチでもそれをやろうということで予めお声がけして一人居残り。
でもやっぱりこれ楽しい。
完全に暗くなるまで空を眺めてから宿に戻り、軽いインスタントの食事を取りつつ、ヘルパーの方にご挨拶。
前のヘルパーの方から僕のことは引き継がれていたそうで、名乗ると「ああ!」とのことで、いくらかお話をしつつ、夜はゆんたく。
・・・のはずですが、ゆんたくもそこそこに今夜はみんなで星を見に出かけることに。
西桟橋で先に出発した他の宿泊客の方と合流して、星を鑑賞。
最近は大学生のヘルパーの男性が星の解説を勉強して本格的にやっているらしく、ひとしきりツアーな時間がありましたが、僕はあまりそういうのは興味が無いので星を撮ったりして時間を潰して、ひとしきりみんな楽しんだら宿に戻り。
でもこういうのって実は宿が旗振って、行くよー、帰るよーってすると今ひとつなんですよね。
ゆんたくしてて、自然とみんなで星見に行こうかという流れになって、詳しい人(この場合にそれが宿の人であるのは問題ないと思います)がいてその人の案内でいい場所にみんなが自分の足で向かう、という展開がたぶん思い出としても最高で。
帰りもじゃあ帰るよーじゃなくて、「僕らは帰るけど、ごゆっくりー」で済ますべきで、そのときに帰りたい人は黙ってても一緒に帰るだろうし、いたい人はきっといつまでだって居たいものでしょう。
行くよーって連れて行かれて車で連れて行かれてもたぶん「連れて行かれた」思い出としてカテゴライズされ、「みんなで星を見に行った」とはなりづらいような。
欲を言えばきっと徒歩がいい。
でも今のオーナーにはそういうのは伝わらないだろうなあ。
このゲストハウスが、僕が初めて泊まったときに感じた「楽しさ」をもっとたくさんの人に感じてもらいたいと思って、できる範囲で色々と協力してきたけれど、一昨年のパリピヘルパーくんあたりから何かが変わってしまってなかなか戻らない。
・・・と思ったりしながら宿に戻って一旦部屋に引っ込んだのですが、洗面所で偶然今のヘルパーさんと会って、少し話したら、どうやら色々と不満とか、納得の行かないことを抱えているっぽい。
話していると少しちゃんと話したほうがよさそうだったので庭に出たら、長期で泊まっている女性と、1週間くらい泊まっている男性が二人で談笑していました。
それらに混じって話し出すと、どうやら僕の感じた思いは他の宿泊客の方々も同じように感じていることらしく、彼らが自分で感じる「楽しい」と、オーナーが用意する「楽しさだと思っているもの」の間にあるズレに対する認識は僕と彼らで同じもののようでした。
彼らはここに来て数日過ごして、ゆんたくなんかは当日の宿泊客の雰囲気とオーナーの有無を吟味して、いかに自分たちの思う楽しさを味わえるかどうかで調整しているそう。
うんうん。それがあるべき姿で、むしろ宿がそれを阻害するような動きしちゃいけない。
なので元ヘルパーというか、ここにいる人たちの中で一番オーナーに近いポジションである僕が、彼らが思ってる不満を吸い上げつつ、これまでの話などだらだらとひとしきり話して、連絡先を交換などして、今夜は就寝です。