5日目

昨夜、メールで仕事が入って、室内でちゃかぽこするわけには行かないので早朝から庭に出てゆんたくテーブルでささっと仕事を済ませました。

ついでに滞っていたブログ用のメモを書いていたら、大学生の一人が出てきて、時計をなくしたようなので昨夜星を見たあたりを見てきますとふらふらと外出していきました。

昨夜は暗かったので道わかったかなと思って追いかけて行ってみたら星を見た場所には無事着いていて、でも時計はなかったみたいで、もう一度探してみますと室内へ戻りました。

僕はそのままそこで文章を書いていたらトイレが別棟になっているからか、色んな人が入れ替わり立ち替わり出てきて、いくらか話して中に戻るというのを繰り返し、結果僕は宿泊客の方々それぞれと一対一で他愛ない会話をする機会を得られてなんだかよかったです。

波照間で買ったサータアンダギーを食べるのを忘れていたのを思い出してテーブルに持ってきてみたらちょうど大学生の女子が一人出てきて、ちょうど4つあったので彼女たち食べるかなと渡してみたら、その子はその場で袋を空けて、近くに座って食べ始めました。

食べてるうちにもうひとり出てきて、その子がサータアンダギーを渡したら出てきた子もそこに座って並んで食べ始め、そうこうしてるうちにもうひとり出てきて同じようにそこで食べ始め、残る一人は時計の子だったのですが、時計ありましたという朗報とともに出てきて、その子も自動的に並んでサータアンダギーを食べ始め、結局4人が僕の前にずらりと並んでサータアンダギーを食べながら、僕の説話を聴いてるような状況となり、そこに他の宿泊客の方が出てきてそれを見てぎょっとして「これなんの講座が開かれてるんですか笑笑」と言われたりしてました。

その後大学生たちは旅立っていったのですが、宿の前まで見送りに出て手をふっていたら大学生たちがいつまでも手をふってくれて、僕らもやめるわけにいかず、本当に遠くの角を曲がって見えなくなる瞬間までお互い手を振り続けて、なんかこう、朝っぱらからとても癒やされてなんか幸せ。

その後僕も特に予定は無いので、早目に空港に移動して涼しい中でこの続きを書くかと思い、10時ごろには宿を出ることにしました。

昨日撮影モデルをしてくれたフォロワーさんが空港の近くに滞在していて、まだ少し先まで滞在するらしく今日は暇があるとのことで、なんと見送りに来ていただけることに。

そのフォロワーさんは昨日の撮影の際に宿の庭で休憩したことで他の宿泊客の方とのつながりもできていて、その方がどうやら僕と同じ飛行機の便だったらしく、空港にいることを伝えたらその方も合流して、色々な話をして飛行機を待つことに。

やがて時間がきてモデルさんと別れて僕ともう一人は飛行機に乗り、東京についてからも少しだけお話の延長戦をして、そして別れ、今回の旅が完全に終了しました。

振り返ってみると、今回はとにかくたくさん人と話した旅となりました。そういう面での気持ちの充実感が半端ないです。

一人旅にハマってもう何度目かの旅になりましたが、毎度来るたびに色々な話をして、色々な体験をして、個人的には人生の折り返し地点を過ぎようかという今更になって、人間との関わりと言う面でどんどん何かが更新されている気がします。

たぶん、お金と時間と体力の都合がつく限り、しばらくは頻繁にまた八重山に行くのではないかと。

自分の年齢を考えるともうそう長くはこの雰囲気の中にはいられないと思うけど、生まれてはじめて手に入れた贅沢な娯楽に、もう少しだけ酔ってたいなあと考えています。