本日は今回の旅で唯一の移動が無い日。終日竹富島です。
でも空は一面の雲で、なんだこりゃという感じ。
仕方がないので曇天でもなんとか映える写真撮ろうと頑張ってみましたが、うーん、晴天のときにはやはり及ばず。今回はある意味これで旅は終了です。
さて、竹富島でお店を営む知人が今日は竹富に出勤するとのことで、ご挨拶に伺うことに。
色々とお話させてもらって、夕方石垣に引き上げるとのことで港まで散歩となりました。石垣在住の竹富島勤務の方を旅行者の僕が港で見送るという不思議なシチュエーションに。
港に向かっていたらClubhouseで初めて話したとある宿のご主人に知人が声をかけられ、よい機会なので僕もClubhouseのあれですと名乗って、ああ、こんにちは、とご挨拶を果たしました。
その後宿に戻って今日の残りをどうするかと考えていたら一人旅の女性がチェックインしてきて、聞けば竹富島も初めてとのこと、では場所とかもわからないですよねと聞くと、やはり全然とのことだったので、案内係を申し出て、西桟橋で夕暮れを体験して、その後お食事をご一緒させてもらいました。
最後の晩に少しだけ、いつもの旅先での出会いが訪れました。今回はこれが最初で最後。
今考えると、一人旅のデビュー戦や、それ以降の諸々がすごく楽しかったのは実はとてもラッキーと言うか、様々な条件の重なって訪れた稀有な体験だったのかと思うと、そういう状況の偶然とか、当時出会った方やスタッフさんとかに感謝するし、一方でその雰囲気というか、勢いのようなものが終わりつつあることを感じて寂しくなります。
コミュ障おじさんの一人旅はもうそろそろ痛くなってきたのかもしれないと少し思っています。いやもちろん、コロナで旅行業を取り巻く環境が大きく変わってしまったことも大きいので変な結論にするのは尚早ですが。
さて、その日のゆんたくは宿泊者全員でスタート。
近くで違うグループで焚き火を囲んでいたオーナーが自分たちが作ったものを振る舞ってくれるとのことでそちらに移動。
そして宿泊者の女性が星をみたいということで、宿近くの星を見るスポットに行ってみたのですがやはり満月だと星が殆ど見えなくて惨敗。
その流れでゆんたくは解散し、そのあと僕は月明かりでなにか撮れないかと西桟橋やコンドイビーチに出かけてみました。
結論先に言うと大したものは撮れず。
一昨年にスタッフをしたときにゆんたくした面々で西桟橋に散歩に行ったのですがその日も満月で、西桟橋が月明かりに照らされて白く輝いていたような記憶があり、それをカメラに収められなかったことをずっと悔やんでいたのですが、ほぼ満月の今日、同じように出向いてみたけれどそんな心象風景とは程遠い写真ばかりしか撮れず。
やっぱり記憶というのは美化されてしまうものなのかもしれません。
月明かりのほの暗さの中ずっと一人で歩いたせいか、なんだかへとへとになり宿に帰って就寝です。
これにて今回の旅の全行程を終了。
明日はとうとう帰る日です。
何度やっても、どんな旅だったとしても、帰る日はなんか感傷的になりますね。