39日目
本日は東京から来てくれた友人のアテンド。
彼は友人とは言っても実はサシ飲みしたり、二人っきりで長々と話すのはこの機会が初めて。
僕は仕事の技術の勉強会で先生役を少しやってるのですが同じ先生側として出会って、その延長でもっと仲良くしたいなと思ってくれたらしく、いい機会だから石垣行ってみよう!と、奥さんに少し浮気を疑われながら来たらしい。旅先でいらんことしようとしてるんじゃないかとw
でも確かにこんな何の変哲もない、付き合うことでそんなにメリットも無いおっさんと仲良くするために石垣島までやってくるとかどんな聖人だ。
というわけでちゅらくくるに泊まっていた彼がチェックアウトしたのをピックアップして、島内観光へ。
数日前の知人夫婦のときみたいに雨足が弱くなったら竹富に渡ろうかなと考えていたのですが、今日の雨は一向に衰えを見せなかったので諦めて、石垣島超定番観光地を回って空港へ送るプランに。
まずはバンナ公園の展望台。
とりあえず石垣島はこんなだよってお見せする意味で僕はわりとここに人を連れてきます。
今回は都合3組をここに連れてきていて、一体俺は何者なんだろうと少し考えたりしました。
今日は展望台にいる間もずっと雨が振り続けていてとても残念。
エメラルドの海を見る展望台(正式名称)から見るエメラルドの海は、晴れてたらとても綺麗なんだけどな。
余談ですが、少し前にお連れした女性からは「エメラルドってなんでエメラルドなんですかね?」と聞かれ、エメラルド色の海ってことではと答えると、「エメラルドって緑の象徴じゃないですか、だから青い海を指す言葉としてそれでいいんですかね?」と言われて、たしかに…と思いはするものの、サンゴ礁の海ってしばしばエメラルドに例えられるからもうそれでいいじゃん、なんて思っていました。
さて次は川平湾。
雨だろうとなんだろうと一定の綺麗さを見せる川平湾はやっぱりすごい。
でも晴れた日の、最高コンディションの川平湾はこの百万倍くらい綺麗なのにという思いでいっぱい。
先日の御夫婦のときも含めて、できれば全力川平湾を見てほしかった。
お次は玉取崎展望台。
ここは石垣島の東海岸を一望できて、個人的にも結構好き。
今日も天気は悪いけどちゃんと海は青緑色をしていて、石垣の海はやはり綺麗だなあと思いました。
ちょうどお昼だったのですぐそこにあったレストハウスでご飯を食べましたが雨のせいもあってお客は僕らだけで、だからなのかサービスで食後にパイナップルが出てきて、それがとても美味しかった。
マンゴーというパイナップルといい、僕は基本フルーツもフルーツジュースも全く興味が無いんですが、こちらで食ったり飲んだりすると非常においしい。
それを求めて東京でもマンゴーやパイナップルを探してしまいそうです。
さて、本日の最後は平久保崎。
遠いのである程度時間に余裕のあるときじゃないと行けず、今回も連れてきたのは二組のみ。
だいぶ高台にあるからかここから見る海はとても綺麗で、こんな雨の日でもちゃんとサンゴ礁の海してました。
でも高台の分普段から風は強くて、今日はそれに雨が交じるからゆっくりと海を眺めるのも難しく、早々に退散して知人を空港へと。
空港で解散して僕は買い物を少しして家に戻り、しばらく休んで食事を済ませたら帰り支度に入りました。
ある程度の荷物は送っちゃおうと思っていて、なんでも詰め込んでいたらキャリーケースの中身が空になりかけてしまい迷うことに。
この部屋で過ごすために買った百均の様々は当初は出るときに全部捨てて帰るつもりだったけど、荷物に余裕が出そうならじゃあ思い出にすべて持って帰ろうかと決めて、食事に使う食器などを最後の最後にキャリーケースにいれることにして空け気味でいいかあと思って整理完了。
明日これを宅配便に預け、車を返したらもうあとは帰るだけ。
予想してはいたけどとてつもなくさみしいし、40日もいたのに俺はなにをやってたのかなという思いもあるし、少々ネガティブな夜を迎えそう。
求めすぎかもしれないけど、石垣島で友人だと思っていた人たちから声がかかることは結局一度もなく、本来の想定であった拠点として部屋は大活躍はしたし、アイランドホッピングの狭間の休憩所としてすごく助かったけど、でも、自分のコミュ力の無さ、人望、人脈の薄さをまざまざと自分に思い知らされる結果となって、そのへんで心に折り合いがつかなくて、高い金だしても結局これかーなんて思っちゃってりしています。
移住したいなあと言う思いはうっかり強くなってしまったけど、移住したら自分の人としての至らなさが際立ってしまうのではないかという思いもあり、なんかこう、複雑な思いを抱えながら、最終日一日前を終わります。

