4日目
この日、結局昨夜から通して24時間近くずっと遊びつづけることとなりました。
まず早朝4時に庭に集合してみんなで星を見に行こうという話になってたのですが、とある男性のいびきがすごくて宿のほぼ全員が眠れないという事態に。
結局みんなほぼ徹夜のまま星を見に出発しました。
八重山では今の時期にまだホタルがいて、道中ちょこちょこと見ることができてひと盛り上がり。
そして桟橋につくと、今回最高の星が出迎えてくれました。
昨日来てちょうどこれに当たった彼ら彼女らが羨ましくなるような空で、しばらくみんなで星を堪能しました。
月が沈むのが遅かったから朝日が昇る時間が近くて、空が明るくなると星が少なくなってきたのでそろそろ引き上げようかとしたとき、このまま朝日を見に行ってはどうかという話が女性たちから出ました。
朝日を見られるところは何箇所かありますが、この際だから東の端のアイヤル浜まで行こうと。そして当然道案内は僕ともう1人の連泊組で、他の男性も賛同して結局全員で行こうという話に。
本当に真っ暗で、地面と水たまりだけがうっすら見える道を延々30分以上歩いて、たどり着いたアイヤル浜にはおそらく朝日目当ての方がちらほら。
しばらく皆で雑談しながら時間を待って、
そして見事な朝日が昇りました。
朝日が昇る水平線には雲が垂れ込めることが多く、僕はたぶん生まれて初めて水平線から太陽が顔を出す瞬間と、昇っていく様子を目にしたと思います。
それはとても神々しくて、感動して泣きそうになりました。このときタイムラプスを撮っていたのですが、タイムラプスではなくて普通の動画で撮るべきだったなとすごく後悔しています。
さて太陽も昇りきって、シュノーケリングの時間もあるしでアイヤル浜を引き上げて宿に戻るとシュノーケリングのガイドさんから連絡があり、僕らの追加参加OKとのことで、正式に参加が決まり、いそいそと水着に着替えて出発を待ちます。
シュノーケリングは竹富港のちょっと先でのボートエントリーでした。
これまで体験してきてすごくよかったものと比べると、珊瑚の質などどうしても多少は見劣りするものでしたが、透明度も高いし魚も多いし、ガイドのおじさんとも仲良くなって、竹富島で気軽にいけるものとしては十分で、ゆったりと楽しめました。
多少波があったからか同行のご夫婦が酔って具合悪くなってしまい、早めに切り上げてシュノーケリングは終了。宿に戻ると今日すでに出発しているであろうはずの男性が寝坊したとのことで昼飯を一緒に食おうと待ち構えていたので一緒にかにふへ。
かにふは島であることを差し引かずに普通に美味いと思えるレストランで、個人的にお気に入りです。
注文を終えたあたりで、女性3人のうちのお一方がちょうど1人で来られていたのに気づいて、同じテーブルにして一緒に食事することに。
カイジ浜に行こうと思っていたけど道がイマイチわからないとのことでしたので合流して一緒に島を巡ることになりました。このタイミングで本日帰りの男性が離脱して、3人でジュテームを経由して一緒にカイジ浜へ。
10月の平日だと言うのにレンタルの自転車がすべて予約済で手に入らず、彼女だけ自転車で僕らは歩きという形で向かうことに。彼女は僕らの歩くペースでゆっくり自転車を漕いでくれてなんか申し訳なかったです。
カイジ浜に着いたら星の砂を少し探して、その後彼女にモデルをお願いして写真を撮らせていただきました。
今回は通りすがりの方に声をかけたりもしていなくて、宿に来た女性たちにも今回はなんだかそういうお願いをするのが躊躇われて、これが初ポートレート。
でもブランコと南の島という最高のシチュエーションで、撮らせていただいた女性もとても綺麗方だったので、もうこれだけで来たかいあったんじゃないかくらいのものが撮れました。大満足。
その後コンドイビーチに移動し、昨日よりもさらに引いてて浮き出した砂浜の一番先まで行ってみようということになり、3人でザブザブと浅瀬を渡って先の方に。
ここでも何枚か写真を撮らせていただきました。
でも、なんとなく雰囲気的にそれほど撮られるのが好きなわけじゃないのかも…(というかポトレ初めてで撮られ慣れてる女性とかいないですよね)と気づいてポトレをお願いするのはここまでで自粛。
同行の男性が少し泳いで帰るとのことで、ではあとは自由行動にしましょうかということでここで解散。
そこで、以前からやってみたかった「浜辺で何もしない」を試してみました。
日陰で座れるところを見つけて、持ってきていたAirPodsをつけてお気に入りの音楽をかけてしばらく海をぼーっと眺めていました。
でもどうも僕はやっぱり何かやってないと落ち着かないみたいで、結局すぐに飽きて、宿に帰って写真や動画の編集をして、その後恒例の夕方のコンドイビーチへ。
この日もとても夕暮れが美しくて、今回いちでした。最後にとても美しい夕焼けが見られてよかった。
その後連泊のメンバーと本日からの宿泊の方とでたるりやに。
同じ店で食事したこの日から来られた方々からは、近づくな話しかけるなオーラがすごかったのでこちらからはもう全く関わらず。すると、知らないうちに自分たちだけ帰っていました。
注文して待っているとスタッフさんも来られ、食べ終わったあとも僕とスタッフさんだけ残ってしばらく色々お話してました。
ジュテームのスタッフさんは付かず離れずの独特の距離感で、ハマるとすごく居心地がよくて実際僕はハマったほうなんだけど、その距離感を近くも遠くも感じる人はたぶんいらっしゃって、それでレビューで酷評されてるのを見たこともあるし、客商売って大変だなあと改めて感じます。
その後この日から来られた一人旅の女性と庭でご挨拶し、ゆんたくの時間に楽しくお話させていただきました。この女性とは帰りの飛行機の便が同じで、それならもし石垣空港で偶然会えたらお茶でもしましょうと約束して、彼女は部屋に戻り、他の明日出発の方も段々と寝てしまって、僕ともうひとりの連泊の男性2人になった際にその連泊の方と、お互いにちょうど長めの連泊で居てよかったですよねー心強かったです、とお互いに言い合ってとてもうれしくなりました。
その彼とはLINEを交換して、お互いに相手の地元に行った際は連絡してご飯でも食べようというお話をして、僕も部屋へ。これでたぶん僕の全行程終了です。
まる一日使える日としては最終日にふさわしく、とても濃い一日でした。常にその起点となってくれた3人の女性と、連泊仲間として色々付き合ってくれた北海道の彼に感謝したいです。
名残惜しいけど、今回の旅も終わりが近づいてきました。