3日目

本日も早朝に起きて外に出てみると、雲もなくいい感じの空だったので西桟橋に急いで、やっと星空をちゃんと写真に撮ることができました。

時間が遅いし、時期もそれほど良くなくて、夏のように肉眼で天の川が見えるとかでは無いのですが、それでも素晴らしいと思える空で、来てよかったなあと噛み締めていました。

戻ってまた寝直して、なんとなく起きたらもう昨日の一泊メンバーは居なくなっていました。

では僕は何をしようと考えてみたのですが、8月にも一回来ていて、2ヶ月後に来てノープランで3日目ともなるとさすがにやることを思いつかなくなってきて、この際だから思い切って他の島に行ってみようかと思い、妻からのアドバイスもあって西表島に行ってくることにしました。

西表島は本来日帰りだとちょっと物足りないというか、広いので時間が全然足りないのですが、目的を絞ってピンポイントにさくっと行ってくることに。

今回の目標は由布島と西表島を行き来する際に渡る水路上のところでウユニ塩湖のような写真を撮ることにしました。

かなり昔に一度行った限りなんですが、薄く水が張った干潟を水牛車で渡る際、反射が綺麗だなあと思った記憶があって、それを今改めて写真に撮ってみたかったんです。

調べたらククルレンタカーなら当日でも車やバイクが借りられそうだったので電話して、レンタルバイクで5時間以内なら600円/時間で借りられるとのことだったのでそれを予約して西表島へ。

大原港について送迎をうけて、ククルレンタカーでレンタルバイクを手に入れました。竹富島に戻るなら計算上は往復の時間も含めて2時間しか時間はありません。

「2時間じゃどこにもいけないよ?」

というククルレンタカーのおじさんの言葉にビビりましたが、自分の見立てだと現地に1時間以上は居られるはずで、この際自分を信じて由布島方面へ。

西表島には信号も(ほとんど)無いから一度も止まること無く、バイクをやや違法気味の速度でぶっ飛ばして無事計算通りの時間に由布島に渡るところに到着。

思ったとおりウユニ塩湖気味でしたが、やはり今日も空には雲が多く水面が白くなってしまうことや、PLフィルター(水面の反射を抑えたり、逆に強調したりするカメラのオプション)を持ってきていなくて下の土の色が透けてしまってやや微妙?

岸で少し写真撮って、もう少し水の上に入りたいなあと思うも勝手に入るのはまずそうな気がする、でも以前に徒歩で入ってる人見たことある気がするなあとか迷っていたら、ちょうど由布島から年配の女性が渡ってこられ、ご挨拶して聞いてみたら水の上に入るだけでも入園扱いとなり入場料が必要とのこと。徒歩入園という扱いになり、水牛車で渡る場合の半分の600円を支払ったら自由に歩いて渡っていいとのことでした。

ところでこの女性と少し話したところ彼女は移住者で、なんと練馬に住んでいたとのこと。僕も練馬から来たんですというとひと盛り上がりして色々とお話を聞くことができました。この西のはてで練馬からの移住者と偶然会うなんてなかなか運がいいのかめぐり合わせなのか、テンションあがりますね。

さて600円を払って堂々と水の上へ。

結果として望んだ通りの最高の写真は撮れなかったのですが、次回また天気が完璧なときにくることを誓えるくらいには楽しかったです。写真を一部ご紹介。何枚か貼るのでサムネイルは小さめに。

そして、本当はこういう写真が撮りたかったんだけどという思いの一枚。もともとの写真もちゃんとリフレクションしているんですが、それに八重山で撮った空を合成しています。

さて、竹富島に戻ると本日からの新しい宿泊の方がいらしてて、女性3人組、一人旅の男性が二人、ご夫婦が一組、そして実は少し前から宿泊されていたんだけどほぼお会いすることがなかったフランス人の女性が実はいらっしゃって、この日は総勢10名と大所帯。

特に一人旅の男性二人は世界中あちこちを旅していて、ウユニ塩湖やアマゾンに行った経験までお有りとのこと。出だしからトークがなかなかの圧で、これは僕はだめかも知れん…今日は閉じてしまうかも……? とちょっと物怖じしてたのですが、結果としてここからみんなで24時間程度ノンストップのアクティビティが始まって、すごく仲良く過ごすこととなりました。

夕方になったので希望者でいつものようにコンドイビーチに行くと今日は夕陽がとても綺麗で、女性3人組に声をかけて、シルエットで何枚かの写真を撮らせていただきました。

その後みんなで夕食へ。本日もガーデンあさひ。

この時点で初めて女性3人組が実は全員一人旅で先程会ったばかりであることを知りました。どう見ても古くからの友達にしか見えないし、その後もかなりその感じは強かったんですが、まだ会って数時間とのこと。そして後述しますが、結局この女性たちが今回の僕の旅の楽しさのキーマンになりました。

夕食後、シャワーの順番を待ってる時間に庭で女性3人組の一番元気な方と話してて星の話になり、昨日撮った写真を見せたところ僕に「プロ」というあだ名がつき、僕の案内で夜中に星を見に行くことになりました。言い訳するとこちらから案内するとでしゃばったわけではなくて「道がわからないから私達だけで行けるわけないじゃない」と言われて(もちろんそういうやりとりも楽しさの内で)ああまあそれもそうかと。

どうせ僕は星撮りに行くつもりだったし、他の男性たちも星を見に行くつもりだったとのことで、結局その場にいたほとんどが一緒に星を見に行く話となりました。

そして翌日の午前中に女性の1人がシュノーケリングの予定を入れていて、僕ともうひとりの連泊客の方がついでにそれにも同行することに。

この日は月が出ていて沈むのが4時過ぎということで、4時に宿を出て西桟橋に行くことを決めてゆんたくを解散し皆が床についたのですが、その後とあるハプニングがおきました。