5日め
GW竹富前半の最終日。
朝から妻と散歩して、猫を撮ったり、妻のポトレを撮ったり。
何度かの一人旅で、きれいな風景を撮るたびに人を入れたものも撮りたくなって、でも自由に人を調達できるわけでもないもどかしさがあったから、今回妻と来て撮影に協力してもらってとても楽しいです。


宿に戻ると、昨晩ゆんたくで仲良くなった(と僕は思っている)他の宿泊者は皆さんチェックアウトしていました。
僕はゆんたくの温度感を引きずってお別れの挨拶とかしたくなってしまうので、いつのまにか居ないというのにいつも少しの寂しさを覚えてしまって、この時間に実はまだ少し慣れません。
酒の上でのことだから、醒めてしまうと温度が違うのは割と当たり前なんだろうと思うんですが、なにぶん僕は酒を飲まないのでそこはなんとも。
さて自分たちもチェックアウトして石垣島を経由して西表島に移動しました。
西表ではレンタカーが無いと身動き取れないのでまずはレンタカーを借りて、宿は大原港からずいぶん北のほうなので、そちらにゆっくり移動しながら写真をちょこちょこと撮って、途中にあった由布島に寄り、水路部分でウユニ塩湖感を堪能しました。

その後、夜の星撮影に備えてロケハンです。
自分のいる場所の星の見え方を表示してくれるアプリを使って、天の川の出る位置とそれに絡めたい風景を実際に確認しながら検討した結果、船浦湾のところで、あわよくば水面に映る星まで写してしまおうということになりました。
ロケハンが終了したのでそろそろ宿にチェックインしようと向かっていたら、なんだか雰囲気のいい場所を見つけました。
そろそろ夕焼けが撮れそうな時間帯だったのでそこで日が暮れるまで撮影することに。

結果、すごく満足する写真が撮れました。よかったよかった。
その後チェックインを済ませたのですがそこで食事に関しては時間切れ。宿から気軽に行ける範囲の食事どころがどこも終わる時間になっていました。仕方ないのでカップラーメンで飢えをしのいで夜の星の時間を待ちます。
ここでちょっとホテルの話。
この日はどうしても普通の宿の予約が取れなくて、ちょっと高めのリゾートホテルを予約していました。結果、これが大失敗。悪く書くので、名前は伏せておきます。
まずホテルにWi-Fiがありませんでした。これは確認不足もあるとは思いますが、今どきこのくらいの価格帯のホテルでWi-Fiが無いホテルとかあると思ってなかったのでびっくり。
それならスマホのテザリングで、と思うもなんと室内ではdocomoのアンテナが立ちません。フロント付近のみ突然アンテナ4本立ちます。え、これなんか意図的に使えなくしてるの…?
そこそこいいお値段のホテルなのに製氷機も無く、近隣の集落まで車で10~20分程度かかるのにホテル併設の売店は21:00で無人。部屋に寝巻きはなく、靴を脱いで上がるタイプの宿なのに館内移動用の履物の備え付けも無いので自販機に行こうとするたび毎回外歩き用のガチの靴をはく必要があります。
部屋から星座を見れることを売りにしていて、部屋には星座盤が、テラスには外用のソファーの準備があるのに、これまた外用の履物の準備はないのでそのソファーに座るには玄関側から靴を持ってこなければなりません。
いざ出てみると星が見える方向にはプールがあって煌々と夜通しあかりがついています。いるのかよプール。西表に来てわざわざホテルのプールで泳ぐのかよ。
またこれは確信があってのことではないですが、そのソファーを利用したところ足が虫刺されまみれになりました。おそらくダニがいたようで、たぶんベッドや水回り以外の部分は毎回は掃除してないのではないかと思います。
従業員の方に誠意は見えるし、外観も部屋もきれいだけど、どうでもいいものはあるのに肝心なものがなく、ちぐはくで、とてももったいないホテルだと思いました。
さて
星の撮影ができる時間になりましていそいそと出かけてみたら、空にはところどころ濃い目の雲が出ていて、夜空を塗りつぶしてしまっています。
でも島の天気は変わりやすく、一面の薄暗い曇り空が十分後には快晴だったりなんてことがあるので、待ってみることにしてゆっくり待ち続け、どうやら透けて見えるレベルでも天の川が大変なことになってるとわかるくらいになってきたのですが、その全面にちょうど隠すように雲があって、それがどうしてもどいてくれない。
そんな中なんとか撮った一枚はこんな感じ。

最後は雨が降り出して、それがスコール的なものではないようなので、時間も時間だしさすがに諦めてホテルへもどりました。
この日はこれにて終了です。