9日目
ここからは現地でメモった記録が無く、思い出し思い出しで書くのでうろ覚えな箇所がそろそろ出てきます。
さて今日は宿を移る日です。西浜荘、というよりおそらく離島の宿は一般的に、チェックアウトの日にもそれなりに遊ぶことも多いからか、荷物を自分に割り当てられた部屋やベッドから出しさえすればチェックアウトは完了で、荷物はその日の夕方まででも置いてて構わないとこが多いみたいです。
なので僕らもとりあえず西浜荘に荷物を置いたままにして、またバイクを借りて島をウロウロすることに。バイクを借りつつ、通りかかった常連さんや昨日ゆんたくをご一緒した方達と軽く話したりして。
以前の自分からは考えられないけれど、ゆんたくで誰かと仲良くなってそこからなにかおもしろいことがある、という文化が自分に馴染んできていて、ゆんたくを楽しみに思う気持ちがあることがすごく不思議なんですが、沖縄にハマる、というのは本来こういうことなのかもしれないなあと思います。
前日のゆんたくで一緒に飲んだ美容師のお兄さんがなんともいい感じだったので、ぱちりと撮らせていただきました。
この日はちょいちょい晴れてくれて、やっと晴れの波照間をたくさん写真に収めることができました。
本当にすばらしい風景で、もっと撮りたかったのですが晴れたり曇ったりでなかなかカラッとは晴れてくれず、これもうリピート確定ですよね。
そして適当なところでバイクを返し、次の宿に移動しました。
今夜の宿はペンション最南端。
ニシ浜徒歩数分の、屋上に上がればニシ浜を見下ろせる島内最高ロケーションのお宿です。
でもチェックイン時点ではお天気はやや微妙。
ここは予約に時期の制限をもうけていて、GWの予約は2/11の朝9時からのみの受付だったのでその時間に電話をかけて、1時間半ほど夫婦でリダイヤルしてやっと一部屋抑えることができた、というほどの人気宿。
お値段も波照間島のお宿の中ではそこそこで、今回の旅行の中では割と贅沢。とはいえ食事付きで7〜8000円だし、立地の良さや食事の美味しさ、設備の充実度、スタッフさんの丁寧さなどを考えるとかなり満足度の高い宿だと思います。
波照間デビューの方はまずここに泊まれば当たり外れ無く、間違いないのではないでしょうか。
久しぶりの小奇麗な宿なので、落ち着いてお茶でも飲んで、屋上でくつろいでるうちに夕食の時間になりました。夕食はとても美味しくて大満足。
ゆんたくで常連さんの作ってくれたお惣菜をシェアしながらわいわい食べるのも最高ですが、これはこれでゆったりした夕食を満喫できました。宿のスタッフもみんな丁寧でしっかりしていました。
さて夜、とうとうやっと晴れてくれて、絶好の星撮り日和になりました。
星写真を撮るのに南側に行きたくて昼間にうろうろした際になんとなくロケハンしていたのですが、そのとき目をつけていた貯水池展望台にいそいそと出かけてみました。
つくまでは本当に真っ暗で道に迷ったりしつつ無事に到着。
着いてみると先客がいてその人達がなんかちょっとアレだったりもしたんですけど、もうそのへんは割愛しまして、そこでしばらく星を堪能しました。
波照間島は、国内で南十字星の一番下の星が見えやすい場所の一つで、この日も水平線には雲が垂れ込めてはいたのですが、無事に撮影に成功しました。
と言っても僕の星の知識なんて聞きかじった程度で、南十字星よりは天の川のほうがピンとくる感じです。すみません。下の方にちまっと写っているのがそれです。
南十字星が沈んだあと、天の川まではもうしばらくあったので一度宿に帰り、宿の屋上に行ってみました
ペンション最南端は屋上が24時間開放されていて星を見るのに最適。今回天の川が立ち上がるのが日付の変わるころから深夜にかけてだったのでそんな時間に屋上にくる方もおらず、貸し切り状態でした。
ただ屋上からだと南方向に集落があり、広角で写真を撮るとどうしても入り込んできてしまいます。それが気になる方はやはり南の海岸に行くのがいいんではないかと。
その後一旦部屋に引き上げたのですが僕はまだちょっと不完全燃焼で、三脚とカメラだけ持って深夜徘徊にでかけました。
波照間島は大抵のところが真っ暗で、どこに行ってもそれなりに星が撮れます。
あちこちウロウロしながらいろんなところで写真を撮りました。
ただ星が写ってるだけじゃない、なんかいいなあと思える写真が撮りたくて試行錯誤してみましたが、まだちょっと引き出しが足りなかったみたいで、完全に満足するものは撮れず。
次に行くときまでにたくさんの星写真を見て、インプットを増やしておこうと思います。
この日はさすがにこれにて終了。
明日は波照間島を離れます。