今年のGWはカレンダー的には10連休が確定していますね。

例年のGWは混んでるときに混んでるところにわざわざ行くのが面倒で、GWに開催されるフェスに行って、あとはまったり過ごして終わりのことが多かったのですが、なんたって今年は国が認めた10連休ってことで、ちゃんとした会社勤めの妻も大手を振って休んでいい10日間。(ちなみに僕は自営業なのである程度お休みを自分で決めることができます)

これはやはり八重山に行くしか無いと決めて準備を始めたのが1月の下旬ごろでした。

GWにちゃんと計画して旅行に行くなんてほぼ人生初で、しかも今年は10連休の年。結果として諸々の予約にめちゃめちゃ苦労しました。せっかくなので、その顛末をまとめておいて、来年とかに誰かというか、自分にも参考になればと思います。

飛行機

最低限必要なのは飛行機と宿で、僕の場合まずは飛行機を押さえました。

バニラエア

東京から石垣に行くのに常時一番安い選択肢はバニラエアですね。僕も今回バニラエアを予約しています。バニラエアの場合は1月の時点で普通にGWの予約が取れましたが、GW真っ只中はすでに片道5万円台でした。僕は前後2日を休みにして取ったので往復で2万円台で押さえられましたが、普通にGWの開始と終了に合わせて取ると往復10万円程度になりますね。これはもう仕方ないです。

そしてバニラエアは今夏にて運行の休止が決まっていますね。航路によってはピーチに譲渡されてそのまま存続らしいですが、石垣航路は一旦休止の後に冬に一旦再開して、その後はまた検討みたいですが…LCCは思い立って突然旅に出る人の強い味方ですし、なんとか一社くらいは就航してほしいなあと思います。

大手航空会社

大手航空会社を安く取ることも不可能ではないです。ただし色々と前提条件は必要です。

基本的に大手航空会社は会員を優遇する傾向にあります。早期予約で安くなる超割などの枠は指定の日時から一斉に予約開始とサイトにて謳われていますが、その開始日時に段階が設定されていて、マイレージ会員だと前日、クレカ機能付きカードの会員だと前々日からとなっており、一般ユーザーの予約開始日にはすでに予約が埋まっているのが一般的です。

なので繁忙期に大手航空会社を安く押さえたい場合はあらかじめクレカ機能付きマイレージ会員になって前々日から予約できるようにしておくのがいいと思います。僕は今回通常マイレージ会員枠で望みましたが、やはりサイトを開いた瞬間に予約が全部埋まっていました。

ちなみにクレカ機能付き会員になるのは申込みから発行までかなりのタイムラグがあるようなので、余裕を持って作っておいたほうがよさそうです。今回2週間前くらいにそれを知ったのですが、通常でも2〜3週間は確実にかかるらしく、諦めました。

早割的なものが取れなくて、普通運賃で大手航空会社を使おうとすると結構なお値段になってしまいます。繁忙期はなおさらですね。LCCは利用者数によって運賃が変わる形式で上記のようにGWはそれなりの値段するのですが、それでも大手航空会社の普通運賃よりは安いので、結局LCC利用が無難、という結果になりました。

宿

次に宿です。

これは完全に僕が経験不足で見通しが甘かったのですが、人気があって常時予約を受け付けているタイプの宿のGWの予約は1月時点でほぼすべて埋まっていました。

もちろんこれは今年のGWが10連休確定していることもあってより競争率が高かったのだとは思いますが、例年もGWの予約はやはり取れづらい傾向にあるようです。

この時点で空いているのは予約開始時期に一定のルールを設けている宿だけでした。以下、パターンごとに予約の方法について書いていきます。

ちなみにこれを書いている3月1日現在、楽天トラベル、Booking.com、Airbnbなどの宿予約サイトで5/1〜5/3に大人2名2泊という検索を八重山縛りでかけると、なんと普通の宿が一件も出てこないという異常事態になっています。今年のGWの宿泊予約市場はほんとに激戦なんですね。

予約時期などが完全フリーの宿

1月中に予約開始に縛りの無い宿にいくつか連絡してみましたが、どこもGWと言った途端に申し訳なさそうに「あ〜……GWは〜……すいません〜」という答えが返ってきました。これはもうかなり早い時期から予約を入れておくしかなさそうです。

半年、1年単位で先の旅行の予約を入れるというのは社会人的にはなかなか難しい面もあるので、できる人は限られてきますよね。キャンセルをすることを当然のものとして想定した上で予約しておき、直前になって予定の調整がつかない場合に堂々とキャンセルできるメンタルが必要な気がします。

常連優先の宿

常連やリピーターは常時、または日時制限を適用せず予約を受け付けて、それでうまらなかった分を○ヶ月前から一般予約開始、という形を取っている宿がいくつかありました。特に波照間島などの小規模な宿ではこの形式はわりと一般的みたいです。

連絡はメールのみでと書いてある宿に試しにメールをお送りしてみたところ、一言「ありません」とだけ書かれたメールが返ってくるなど、なかなか手強い感じでした。これはもう空いてる時期に行って仲良くなって、優先的に予約をさせてもらえるよう頑張るしかなさそうです。

逆にそういう「人と仲良くなってことを進める」というやり方に長けている人にとっては比較的とっつきやすいパターンなのかもしれません。コミュ力に自信のある方はそこで一歩先んずることができそうです。

特定日時に一斉に電話するパターンだと電話回線とかにもよるんでしょうけど基本的には運任せになってしまうので、少しでも確実に予約を取りたい場合には優先予約があるのはありがたいですよね。宿の方と仲良くなって優遇されるのはそれはそれで当たり前ですし。

いずれにしろ初の宿ではこれは無理なので、今回はNGでした。

予約開始時期にルールがある宿

いくつかの宿は、予約開始時期が明確に定められていました。

これは宿によって異なりますが、宿泊予定日の○ヶ月前とか、宿泊月の○ヶ月前の1日とかそういう感じです。

この場合に例えば3泊以上なら2ヶ月前から、それより短い場合は3ヶ月前から受付とかのパターンもあるのですが、3泊以上で取って取れたら減らす、みたいな人が過去にいたのか、そういうやり方について厳格に禁じる文言があったりして、この宿泊予約戦争もなかなか闇が深いなと思います。

大抵は予約受け付け時間も併記されているので、例えば5月1日から宿泊したい場合、3月1日の9:00とかにみんな一斉に電話をかけるわけです。

僕は今朝まさにその戦いに敗れたところなのですが、このパターンだととにかくリダイヤルし続けて偶然つながるを待つという、運との戦いになります。

今回一泊だけ超人気の宿を押さえるのに成功したのですが、そのときのリダイヤル回数はスマホの履歴記録数の上限200を超えたらしく、終わったときには履歴がそれ一件だけになっていました。体感だとたぶんその数倍、妻と二人別々にかけたので要は我が家から1000回ほどリダイヤルしたと思います。

かけ始めて1時間半程度経過した頃、さすがにつながってももう部屋は無いだろう、キャンセル待ちだけでもいれさせてもらおうと粘ってかけていたところやっとつながって、奇跡的に一部屋だけ一泊空いていて予約を取ることができました。

人気の宿だとそれくらいやってもまだ電話がつながらなかったりするし、でもつながったらうっかり一部屋くらいは空いてたりもするので、あきらめずにかけてみるのもいいんじゃないかと思っています。

穴場の宿

そして結局、口コミなどを自分で調べて連絡を取ってみただけだと、どうしてもGW中の何泊か、宿を確保することができませんでした。

わらにもすがる思いでインスタに、どなたかアドバイスを〜といった形で書いてみたら、アカウント名に離島の名前が入っている年季の入った沖縄トラベラーらしき方から、実際に宿名を上げてアドバイスをいただけました。

その宿の存在は認知していましたが、ドミトリーが主のようで、口コミを見た限りでも旅慣れした人が泊まる宿のように思えて、今回妻と二人という前提だったので選択肢から外していたのですが、個室があってそこは意外と快適なんですよという情報をいただきまして、その宿に電話してみたところ無事に空いていて予約をすることができ、これでGWの全行程の宿の確保が完了しました。

この宿はおそらくインスタでその情報をいただかなかったら電話さえもせず、何泊か穴が空いた状態だと旅行自体も怪しくなってきてる状況だったので、本当にそのきっかけをもらえたのは助かりました。

ネットの口コミは皆がそれぞれの思いで書くので書かれている内容が万人にとって当てはまるかはわからなくて、結局は参考程度にして、自分で判断するしかありません。実際僕がすごく気に入ったゲストハウスがネットでめちゃくちゃに書かれているのを見たこともあるので、ほんと人によるのだと思います。

その宿もGWの予約で埋まりきってきたこの時期に普通に空いてるということを考えるとなにかデメリットがあるのかもしれないですが、そこも自己責任で行ってくるしかないですよね。

ということで、枠だけはなんとか完成したので、今年のGW、僕は約2週間の間八重山諸島に滞在することになりました。これから細かいところを詰めていって、その日までのわくわくもしっかり楽しんでいきたいと思います。