10月に入って緊急事態宣言が明けてからずっといつ行こうかと考えていたんだけど、10月も半ばになってきた昨日思い立って色々具体的に検討したところ、自分の裁量で空けられる日程や、ここしばらくの天候や気温、そして星空撮影に重要な月齢と月没時間などを考えると、すぐにでも行かないと今年はもう難しいという結論になりました。
もちろん星や風景を撮るだけならまだしばらくは全然行けるんだけど、せっかくなので海に入りたいとも考えていて、いや、それも頑張ればまだしばらくは行けると思うけれど、とにかく行こう、波照間まで行こうと決めたのが昨日の18時頃でした。
以前からいつも泊まっていた宿はコロナ禍で色々とあって今はちょっと行きづらい事情があったので、以前友人たちと泊まった別の宿にとりあえず連絡してみて、もし予約が取れたら行こうと決めて電話してみたらあっさり予約完了。
一応電話前に飛行機も押さえておいたのでこれで行ける前提は整いました。
現地の雰囲気はやはり気になったので現地の友人たち数人にも連絡をとって聞いてみたところ、みんな異口同音に今はウエルカムの雰囲気が高まりつつあると教えてくれて、気持ちの上でもスッキリ。
ということで行くことを確定して早寝して、早起きして順調に移動して、今飛行機の中でこれを書いています。
連絡を取った友人の一人はつい最近移住した方で、なんと空港に送迎に行くから昼飯でもどうですかと言ってくれて、せっかくなので甘えることに。
この方とは竹富島のゲストハウスで出会って、それ以来たまにインスタでやり取りする程度のお付き合いでもう2年。久しぶりにお会いします。
つくづく、出会いが人生の全てだなと感じます。
波照間行きの船は欠航しやすいので飛行機に乗る前に運航状況を調べてみたところ、なんと波照間に限らず全航路が通常運行とのこと。
全航路で欠航が無いだなんてそんなこと僕の八重山歴で初めてで、なんか歓迎されてるような気がして嬉しいです。
飛行機はまだあと1時間半ほど航行予定。
朝が早かったので少し寝ることにします。
ということで石垣着。
迎えに来てくれた友人と合流して、とりあえずで移動開始。
波照間に向かうつもりの船の時間までわりと余裕があって、写真撮りにつれていってくれるとのことで川平湾方面へ移動。
この友人と直接会うのはちょうど2年ぶりで実はまだ2回め。
積もる話、というかおそらく初めて一対一で話す機会でもあり色々と話しつつ移動して、途中で昼食をとって、通称裏川平と呼ばれる場所へ。
潮の加減次第で最高の景色が撮れるとのことで案内いただいたんですが、この日訪れた時間帯は微妙にその時間からずれていて、彼が思うベストは引き出せず、僕の船の時間も近くなったので泣く泣く退散。



離島ターミナルにおろしていただいてきっぷを買って、少し荷物整理して、あとは乗るだけ。
こんなに順調な旅がこれまであったろうかと思いながらふとポケットに手をやると、スマホが入っていないことに気がつきました。
手持ちのバックのすべてのポケット、もっていたキャリーケースの隙間などを探してみたけれど見つからない。
ということは友人の車に忘れてきたのだろうと思い友人に連絡しようとするも、スマホがないので連絡する手段がない。
公衆電話を見つけたけど電話番号なんて覚えてないどころかそもそも知らない、という状況に。
考えた末に、妻にインスタからDMしてもらおうと公衆電話から妻に
電話するも取ってもらえず。
ですよね、突然の公衆電話からの着信なんて、怪しすぎて取らないですよね…
ということで色々と手をつくしているうちに船の時間となり、このまま乗る勇気もなく船には乗れず見送ることになり、今日中に波照間に移動する手段は潰えました。
ではまずやることは宿のおばあへの連絡で、幸い自分で作った旅のしおりに電話番号はメモっていたので公衆電話から連絡して、経緯と不泊の旨を伝えました。
おばあは心配してくれていたらしく、翌日お会いした際にはまっさきに「電話は見つかったの?」と言ってくれました。あと、公衆電話から電話がかかってきたのも久しぶりで何事かと思った、とも言ってました。
さて、船も逃して波照間に渡れないことが確定して、ある意味落ち着いた頭で自分の行動を振り返ってみると、スマホの在り処に思い当たりました。
さっきまでレンズバッグをサブバッグとして使っていて、そこにスマホを入れて行動していたのですが、それを荷物整理の際にキャリーバッグにしまったことを思い出し、キャリーバッグを開けてレンズバッグのポケットを見てみると、普通にスマホが…
ああ、俺は馬鹿なんだなとへなへなと崩れ落ちて、少し落ち着いてから気を取り直してマリヤシェイクなどを嗜みつつ今日をどうしようかと考えて、とりあえず現状を先程まで一緒にいた友人に伝えて、暇だったら遊んでくださいとお誘いしたところ、用事をすませたら時間が空くとのことで、再度友人と合流しました。
彼のおすすめのゲストハウスを紹介してくれて、今夜の宿も確保。
その宿のヘルパーさんが他の離島に行ってて同じタイミングでターミナルにつくとのことで、合流して一緒に夕日を回ることとなりました。
しばらく待って現れたヘルパーさんは誰がどうみても美人さんで、モデルか?と見紛うばかりの容姿の方。
いやいやいやこんな人来るなら先に言っといてよ、緊張するじゃん…と思いながらポトレなども撮らせていただいて、夕食もご一緒してこの日のイベントは終了。





ゲストハウスに戻ってひとしきり色々と終えて、夜はゆんたく…というほどではないですが共有スペースにいると色んな方と自然にお話ができて、先程ご一緒した美人ヘルパーさんとは別の男性のヘルパーさんの本業がカメラマンらしく、色んなお話をお聞きしました。
このゲストハウスはとても居心地がよく、おそらく次回からも利用させていただくこととなるかと思います。
なんか自分の浅さや及ばなさを思い知らされつつ、明日の波照間に思いを馳せつつ、今夜はこれで就寝です。