起きると快晴に雲がちらほらという最高の天気
まずは島の景色を撮りながらウロウロとして、この日はいつものお店が休みだったので宿に戻って簡単な昼食。






ちょうど二便で帰る方々の出発時間で共有スペースに人が戻ってきていたのでしばらくまたお話をして、見送ったのち、泳ぐ準備をしてニシ浜に。
この日のニシ浜は最高のコンディションで、ウミガメも即見つかったので慣れないドームポートを使って必死に撮影しました。
ドームポート難しい。
水中と水上を同時に撮るのに使う道具で、ドーム状に加工されたアクリル版をGoProにはめて横にして水面が中央となるような位置で撮影する感じの道具なんですが、泳ぎながらちょうど水面から半分出すのが難しい。きちんと水平垂直を取って、その上で水面がピタリと線状に映ればたぶん大成功。でもどうしても水面が撮影面に対して斜めになったりするので画像としては帯状に写った水面で画面が分断されてしまいます。
ウミガメの息継ぎを水中と水上で同時に撮るのが目標ですが、戻って確認してみると頭だけか体だけが写っていて、反対側は水面で隠れている、というものばかりで結構微妙。
写真に限らず、試行錯誤を繰り返していくことでよりよい結果が出るようになっていく事柄はありますが、これもまた試行を繰り返していつかは納得のいくものを撮れるといいなと思います。
でも考えるとその試行の回数を増やすことはすぐにでも可能なわけで、昨日石垣島在住のカメラマンさんと話した内容も踏まえると、やはり色々と考えることはあります。
今回は石垣を楽しむ人たちの中でもより深く関わってる方々とお話する機会が多く、その中で自分の経験は浅くて狭く、話しててもなんだか劣等感のようなものを感じてしまって困りました。
別に勝ち負けとか優劣なんて本来はないけれど、お互いに意識するしないに関わらずそこに結果としてのマウンティングは存在するし、意図してやられるとこちらは白旗を上げるしかない場面もあり、ただ楽しさを繰り返したいだけなのに、ある程度はやはり競争原理は存在するような気もします。
人間はそういうのから逃れられないものなのかな。
さて、明日は海況が芳しくないということで結局延泊はやめて今日帰ることにしました。
なので初日と同じ宿を押さえて、飛行機を変更して、帰りの船に無事乗って今回のイベントは全て終了。
今日明日は予備日というか、消化試合的な感覚。
と思っていたら、帰りの船が港についたときに隣の席の方から肩をとんとんと叩かれ、振り向くとマスクしてても美人とわかる女性が「偶然ですね」と。
いや…こんなきれい系女子の知り合いは僕にはいないはずだが…?とか思いながら、えーと…という顔をしていたらそれがわかったのかマスクをすっとずらしてくれて、それが1日目に夕日撮影をご一緒した、ゲストハウスのヘルパーさんだとわかりました。
実は波照間からずっと隣の席だったようで、彼女のほうは途中で気づいたらしいのですが、僕が寝ていたので声をかけないでいてくれたようです。
彼女の方は日帰りでスキンダイビングを楽しんだそうで、そのお話を聞きながらゲストハウスに向かうと途中で雨に振られ、これは虹が出るんでは?と話して彼女の車でそれが撮れそうな場所に連れて行ってくれることに。
チェックインを済ませて、その間に彼女の方で近場で夕日が見られそうな場所を詳しい人に聞いてそこに出かけてみたのですが、ついたときには雲がモクモクとしていて虹どころか夕日さえ見るのは難しそう。
ということで帰路につき、途中で晩ごはんの買い物に寄ってもらって、僕の晩御飯はお惣菜とレトルトで急ごしらえのカツカレー。
戻って部屋に入ると1日目にいた方が同じベッドにいて、僕のベッドも同じ場所で、またよろしくといいつつ色々と済ませて今夜も共有スペースでおしゃべり。
世の中には色んな方がいて、色んな話が聞けて面白いですね。
ほどなく消灯時間となり、今夜は就寝です。