さて午後からはシュノーケリング。祖納(そない)という港で船に乗り込みます。天候の関係で今日はバラス島近辺は近づけないらしく、西側の船浮の集落でのシュノーケリングとなるそうです。
一つ目のポイントは船長いわく「あまり透明度が高くないけれど、潮の流れがゆるやかなので練習用に」とのこと。
確かに少し透明度は低いものの、珊瑚が転々とコロニーを作っていてこれはこれで楽しめました。
そして二つ目のポイント。船長いわく「ここは綺麗です。珊瑚がびっしりと生えてて碇を下ろすポイントがなかなか決められないくらい。ただちょっと潮の流れがあるから気をつけて」とのこと。
さっそくざぶんと飛び込んでみると、思わず声が出ました。
一面の枝珊瑚が広がってました。
水深が結構あるのでシュノーケリングで写真を撮るにはちょっと向かなかったかもしれませんが、それでもたくさんたくさん写真を撮って、最後には電池が切れてしまいました。ここで400枚以上写真を撮ったみたいで、旅行前にSDカードを大容量のものに新調しておいてよかったな、と感じました。ほんとによかった。
以下、ちょっと多めですが何枚か写真を貼ります。
時間を忘れてずっと泳いでいました。本当に楽しかったなあ。
さて、シュノーケリングを終えて港に戻ったのですが、ちょっとした事情から僕らのレンタカーで同行の女性達を大原港までお送りすることに。とても楽しい方々だったので道中もたくさん笑わせてもらいつつ、最終フェリーの20分程度前に無事に大原港に到着。
お礼に、とそれぞれがかばんからお菓子を出して僕らに手渡してくれて、僕らの手元には山のようなお菓子が残りました。とてもいい人たちでした。これを書いている今現在もまだ食べ終わっておらず、そのときのサータアンダギーを食べており、彼女達の誰かが言った「賞味期限長めだから大丈夫です!」というのを思い出しています。
旅先での人との出会いが旅の大きな醍醐味のひとつであるというのは多くの方々が認めるところではあると思うのですが、僕ら自身は出会いを前提としての旅はあまり望んでおらず、ただただ自然を見て、写真を撮ってを楽しみたいというのが基本スタンスです。でもこうして今日初めて会った人たちと仲良く話して、彼女達の為に時間を使うことを自分らで嬉しく思うような出会いというのは、やはり嬉しく貴重なものであるのは間違いないと思います。
また、どこかで会えたらいいなあと思います。でも、恐らく会うことはないだろうことも知っています。一期一会ってこういう感じですかね。
帰りに南風見田の浜に寄って、少し夕焼けを見ることができました。ここは僕ら夫婦の思い出の場所で毎回必ず一回は覗くことにしているのですが、今回の旅のどのタイミングでここを訪れるかは迷っていました。結局、ご縁のあった方々のお役に立って、ふらりと訪れて夕焼けを見るというのは理想的だったかもしれません。本来は明日の空き時間に行く予定だったのですが、台風でそれどころではなくなってしまいましたので。
その後、宿への帰り道で見つけたランチハウスたまごという定食屋さんに寄りました。僕は元々沖縄独特の食べ物はあまり好きではなくて、どこに行っても内地の食べ物を出してくれるところを探しているのですが、どうしてここをもっと早く訪れなかったんだろうという気になりました。美味しくて量が多くてメニューも豊富。ここは恐らく僕のような傾向の方にとって西表で最強という気がしました。次からはご飯は全部ここで食べようと思います。
そして宿に帰ると、フロントの方から「明日はできるだけ早い便に乗らないと、いつ船が止まって帰れなくなるかわかりませんよ」とのアドバイスが。また台風か!どうなる!と思いつつも、来たときの飛行機やその他諸々の運び具合で、少なくとも致命的にまずい状況になることは多分無いとなんとなく思っていたのでそれほどには慌てず、明日の朝いちで出ればいいだろうくらいで本日は終了。
明日はとうとう帰る日です。毎回この日が来るのが嫌でたまりません。