緊急事態宣言明けで予定を組んでいたのですが延長が決まり、僕の予定は緊急事態宣言とがっつりかぶってしまいました。

沖縄は蔓延防止に移行と県が決議したというニュースを見て小一時間後くらいに緊急事態宣言、沖縄は延長、というニュースが流れ、正直部屋でひとりで

「はぁ?!」

って言っちゃいました。

前回の宿のご主人とのやりとりから緊急事態宣言の有無は営業判断に大きく影響しているのではないかと感じたので、宿に連絡してお話を聞いてみました。

自分

緊急事態宣言が延長されたので、このまま行くとご迷惑をかけてしまうのではないかと思ったのですが、いかがでしょうか

ご主人

それが気になるなら、来ないほうがいいね

自分

ああ、やっぱり島の方々は来島者に対して思うところがあるんでしょうか

ご主人

そうだね、だから来ないほうがいいと思うよ

○日から○日だったよね、うん、来ないほうがいいね。

今回は遠慮してもらって、またの機会にお願いしていいですか

はい、わかりました。では申し訳ないのですがキャンセルでお願いします

という流れでキャンセルにいたりました。

少しだけもやっとするのは、こちらから言い出さなければ向こうも自分からは来ないでくれとは言わなかったであろうこと。

結局気を遣った側がいつも損するんだな、と今回のコロナ周りでは特に感じざるを得ないです。

いや全く気にせず強引に行けばたぶんふつうに泊めてもらえるんだろうけど、宿の方に感染リスクを負わせるし、島の生活に対してご主人たちがなんらかのデメリットを負うだろうし、そこは判断として間違ってないと思うんだけど。

でも、直前にPCR検査してから行くし、万全の予防策をしつつ動くし、密になるとこなんて行かないし、旅先で酒飲もうとも思っていないから、僕みたいなやつが一人で多少島をうろちょろして写真撮りまくってたって島の人たちに何の脅威でもないと思うんですよ。

でも島の方々はよそ者がいるってだけで気分を害してしまう時期で、そしてそれを強く感じさせる奴らが居て(離島の旅行者のマナーが悪化していると離島の知り合いから聞きました)、そういう奴らと僕は島の方々にすれば同じものですよね。

かつ、今回みたいなときにそういうやつらは絶対キャンセルしないんですよね。そしてニシ浜最高なんてストーリーをあげちゃうんだろうな。

僕が行こうとしたのも緊急事態宣言の隙間をついたさもしい行為なのかもしれないけど、それを棚に上げていうけど、ほんとにもう、嫌になっちゃうな。

緊急事態宣言の延長に伴い、下記予定は破棄としました。

沖縄県の緊急事態宣言が明けるタイミングで行く予定を組みました。

7/12石垣島
7/13〜波照間島
7/18〜竹富島

波照間のいつもの宿は電話自体に出ない(それ自体は割と日常ではありますが、日を変え、時間を変えて何度かけても出ない)ので、宿に出勤していない可能性も高く、今回は前回泊まった宿にリピートすることにしました。

電話して、今、予約を取っているかを恐る恐る聞いてみると、沈んだ声で「あ…はい…」と曖昧なお返事でした。

「7/13からなのですが」と伝えると、僕の印象ですが若干声が柔らかくなって「はい、大丈夫ですよ」と言っていただき、そこからは他愛ない雑談も交えつつ普通に予約をお願いすることができました。

想像するにおそらく島のなかで観光客の受け入れについてやはり色々な意見があって、少なくとも沖縄の緊急事態宣言が継続している中で観光客を受け入れるのは宿側としても好意的に受け止めていないのかもしれません。

予約の希望が緊急事態宣言の解除予定のあとだったことで、少しほっとされたのかもしれないなと感じました。

離島で観光業に従事する方々は、自分たちの仕事の遂行と地元での暮らしを常にバランスとりながら生活しているわけで、こんな時期にでも行こうとする僕の行動は完全にただのわがままです。

それでも予約を受け入れるのは色々な思いがあってのことだろうというのは想像に難くなく、受け入れようとしてくれることにはちゃんと感謝すべきだと思います。

その思いを踏みにじることのないように、ちゃんと検査して、自分ができる限りの予防をして、臨みたいと思います。